2016年、袋田の滝までドライブした日のことを思い出した。

なぜかというと、ユージン・スミスの写真を見て、またモノクロ写真をフィルムで撮りたいとぼんやり思ったからだ。

同じように撮れるなんて微塵も思っていないけれど、ここ最近のフィルムの高騰を見ると手が出しづらくなっている。

PEN EE-3は千円で購入してメンテナンスしたものだが、写りはとてもいい。

お気に入りのフィルムカメラのひとつ。

目的は、中学生の頃に家族で行った袋田の滝と常陸大子の駅。

遠く時間のかかる旅だったが、勢いで出かけた。

10月頃に行った記憶があるけれど、ちょうど良い気温で、この時はしばらく駅構内で撮っていた。

撮った時の構図や雰囲気を鮮明に覚えているもので、今見返してもああそうだったと思う。

フィルムカメラを下げていると声をかけられることも多い。

この時は、カメラに自分で作った毛糸のカラフルなストラップをつけていたので、お土産屋さんのおばさんに見せてと言われた。

手芸も目に留まるらしい。

このところ私が使用しているカメラは、FUJIFILM X-T30

フィルムシュミレーションにACROSもあるけれど、フィルムのがいい。

どうにか手に入りやすい価格に戻るよう願うばかり。