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03385 インテリア学

・ソース   :教科書×、参考書×、ネット○
・難易度   :★★

・解答作成時間:ちょっとかかる
・オススメ度 :時間はかかるけど楽しい
・先生    :コメントのみ
・返却時間  :2か月弱
・ひとこと  :自分で簡単にも複雑にもいくらでもレベルを変えられる


・課題

各自のもっとも身近なプライベート空間(自宅、自分の部屋、下宿等)を上記の学習内容に沿って、現在の問題点を抽出し理想のイメージを描きながら新たに創造性をもってデザインしプレゼンテーションボードを作成しなさい。
問題点を是正するあたらしい空間創造、インテリアのしつらえを色や光の演出で理想的な空間を創る。家具の選定、レイアウト変更に留まらず、自由に改造し広さ装備、設備、調度品など自由に設定して新しい空間として下さい。
提出物はデザイン内容を丁寧に必ずインク(ボールペンは不可)で直接手描きするか若しくはプリントアウトしたもの、写真などをレイアウトしB3ケント紙(白、グレー、黒のいずれか)又は同類の厚めの用紙1枚に貼込む事。

面接授業の留意点・持参物または通信授業のレポート課題・試験のポイント

【課題のポイント】

(1)現状の不満点、問題点を抽出し、項目、空間別に整理する。
(2)日常触れる先進的な空間体験や学習内容、インテリア雑誌等から理想とするイメージを膨らませ構想案メモを練る。(単なる家具・調度品の類のコーディネイトは不可、空間の創造性を提案するものを評価する)
(3)構想案に従い、具体的にラフスケッチを何度も自由に納得がいくまで理想像に近づけるようスケッチする。
(4)スケッチは室内の形状、広さ、開口部の大きさや位置、照明の効果、光の入り方、壁や床、天井の色や素材、家具や敷物、調度品、オーディオなど全てにおいてリデザインする。
(5)平面図、展開図、断面図、素材見本、スケッチパース(図法による)、CGスケッチ等で(必ずインキング仕上げとする)、第三者に対して分かりやすく丁寧に図面を作成する。現況を示しその上でどのように変えたかを明確に示す事。(図面のないものは受け付けない)
(6)インテリアショップで実際のサンプルやカタログを入手したり、直接メーカーから取寄せてみる。自分のデザインコンセプトやテイスト、スタイルにあったものを選択し図面に書込む。またイメージが分かるよう写真を切取りボードに美しくレイアウトをして添付する。(通販カタログ等のあらかじめコーディネイトされたものからの添付は一切受け付けない)
(7)実際の空間を把握し、説明が容易なように簡単な模型を製作する。(陰影を強調し撮影された写真を貼り込む)
(8)美しく、分かりやすくプレゼンテーションする。センターに着色した俯瞰パース(一点透視図法)を描き左右に製図を貼る。説明の引き出しを任意に入込む。余白を利用し美しくスケッチや模型写真、家具やサンプル写真などを貼込んで完成させる。その際、薄く鉛筆でグリッドを描きレイアウト基準を設定した上で縦横、垂直、水辺を必ず守って張り込む事。
(9)CAD科目で修得した成果を駆使する。積極的にCGによるパースや図面を読む側が分かりやすく伝えられるよう美しく表現する。
(10)プレゼンテーションボードとは、デザインする対象を、コンセプトやテーマ考え方、その計画内容を一目で分かりやすくビジュアルに表現されたもの指す。
表現は、第三者、特にクライアントに見せるレベルのエスキスとする。鉛筆やボールペン書きの雑な貼り込みやレイアウト、文字表現など、見る相手に分りにくく美しくないものは、デザイン評価の対象としない。
美しく表現されたもので、問題点を抽出し分析した上で新たな創造性が表現されたものを評価の対象とする。

■必要学習時間の目安
「レポート課題」90時間

・実際の提出物

この科目もプレゼンボードを作成する課題提出のみでレポートなどはない。この手の課題は、簡単にも複雑にもいくらでも難しさを自分で決められる。何も正直に、自分の家でなくても、仮の家のモデルを作ってもいいのである。

私は会社の3DCAD(GLOOBE Artchitect)の3Dカタログ機能(現実に存在する家具の3Dモデルを、壁や柱と同じ感覚で気軽に配置できる)を使って作成したので、比較的楽にできたと思う。実際に、自分の好きな通りの内装や家具を配置したいと思ったら、こだわり具合によってはかなり時間がかかる上に、手書きパースでは、カタログ通りの家具を配置し、キレイに見せるのは難しいと思われる。Revitの家具ファミリをコツコツ集めて作成していくのが、展開図や平面図も同時にできるので無難かと思われる。3DCADの授業(CADⅡ・Ⅲ)以外の操作も身につくのでいいと思う。(これも時間かかるけど)

私は模型は作らなかった。そんな時間はなかった…。

場所は今住んでるアパートの1DK。引っ越す前に紙ベースでもらった図面を詳細な寸法を自分でCADで書き起こしていたため、それを利用。こんなところで役に立つとは。インテリアを変えるだけでなく、自由に増改築していいそうなので、思い切って、天井を取っ払い、RC打ちっ放し(ほんとはLGSだろうけど)、部屋が狭すぎるので全体的に拡張し、窓も変更。アクセントで柄入りのクロスを貼ったり、目に見えて変わりました!ってのを主張。

プレボは基本的にフォトショ・イラレ使用。無料のソフトよりもやっぱりダンチで使いやすい。学割で月額2000円弱だしオススメ。

・先生のコメント

大胆な改築で理想の空間を造っていますし、コンセプトやカラーパレットを使ったインテリアコーディネートは具体的で組み合わせも良く、高く評価できます。

しかしながら、選定品は少々知識不足のようです。
コンクリート打ち放しは構造体で、天井埋込型のエアコンや照明器具は構造体とは別の天井組に設置しますので天井仕上が計画案通りにはできません。意匠的にはコンクリート柄のクロスで代用できます。
又、エアコンを目立たせないためには天井仕上に近い色が適切で木目柄はかえって目立ちます。

更に、家具を含んだ模型を制作して空間の把握と説明、窓からの採光の検討・説明が加わるとよりよいプレゼンになりました。


コメント見て、わああやってもうたと思いました。打ちっ放しの時って、軽天に吊り下げたり、配管が丸見えだったりすることが普通なのに…何やってんだ~。エアコンもたしかに、そうだよなあ。ぐう正論…。勉強不足でした。それでも全体的な評価はよくAでした。


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