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Newton2023年8月号で「意識の謎はどこまで解けたか」を書きました

タイトルの通りで、意識って何?どうやって研究すればいいの?みたいな記事を書きました。

これを読んでいる人は全員意識があるし、当たり前のことだと思うんだけど、では「意識とは?」という質問に答えようとすると、つまり定義しようとすると、途端に行き詰まってしまいます。つかみのようない意識というものをどう考えるのか、どう研究すればいいのか、ということを10ページにわたって紹介しました。

ご協力いただいたのは、北海道大学の田口茂先生と鈴木啓介先生です。田口先生は哲学が専門で、鈴木先生はVRを活用した感覚の研究が専門です。哲学とVRがどう意識に関係するの?というのはぜひ記事を読んでもらえればと思います。

田口先生と鈴木先生が所属している人間知・脳・AI研究教育センター(CHAIN: Center for Human Nature, Artificial Intelligence, and Neuroscience)というところは、「人間とは何か」という古来からの疑問について、人文社会学と神経科学、人工知能を組み合わせて挑もうという場所です。僕は今回初めて知ったのですが、なかなかおもしろそうです。

この記事、調べるのも考えるのも書くのもめちゃ難しかったんですよ。今まで僕が書いてきたのは、それなりに結論というか研究成果が明確になっているものはほとんど。でも今回は、意識というもやもやものをどう考えて、それを科学として研究するにはどうすればいいかというアプローチの難しさから始まるので、そこを記事としてどう書くかというところに結構苦労しました。

難しい制作だったけど、新しい領域に挑戦できたし、実績の幅も広がったので、いい経験になりました。

ちなみに田口先生は最近も別の雑誌で意識研究について寄稿しているので、もし興味が湧いたらこちらもおすすめします。

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