ノンデザイナーって言葉の違和感


よく見かける言葉で
とても違和感を感じるものに
「ノンデザイナー」がある。

僕がデザイナーだから
よく見かけると思ってるだけで
気になってるだけかもしれない。

でも、この言葉を見るたびに
なんとなく感じる気持ち悪さがある。


「ノンデザイナー」ってなんだろう?


デザイナーではない、ということ
なんだろうけれど
他の仕事、職種、職能、能力、技術などで
「ノン+〇〇〇〇」ってあまり聞いたことがない。

ノン営業とか
ノンコックとか
ノンミュージシャンとか
ノンスタイリストとか
ノンカメラマンとか
ノン大工とか
ノンコンサルタントとか
ノンティーチャーとか
ノンドライバーとか

逆にノンがついて思いつくのは、なんだろ?
ノンフィクションとか
ノンアルコールとか
ノンタンとか
くらいだろうか…。
あまり思いつかない。


そこに「ノンデザイナー」が来るものだから
その自意識に、嫌悪感を感じてしまう。
「デザイナー」と「ノンデザイナー」。
「あるもの」と「ないもの」。

でも、これを言っちゃったら
誰でも「ないもの」方が多いんじゃないんのかな。
僕は
「デザイナー」だし
「ディレクター」だし
「個人事業主」だし
「父親」だけれど

「ノンネイリスト」だし
「ノンドクター」だし
「ノンモデル」だし
「ノンイラストレーター」だし
「ノンキャスター」だし
なんだし、かんだし。

どうして
デザイナー(だけ?)には「ノン」がつくのかな?
この「ノン」に
「私はデザイナーだぜ!エッヘン!」みたいな
自意識を勝手に感じてしまって苦手になる。

文脈の中では便利な言葉であると思うし
デザイナーというのは素晴らしい仕事だと
思ってはいても。

この言葉を聞くと
気持ち悪いなぁと
正直、思ってしまう。

いただいたサポートは、これから立ち上げる学びの場のために使わせていただきます。ありがとうございます。i love you.