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ルールが無い集団の中で働くことの違和感

現在、転勤族の夫と結婚し、新卒から勤めた会社を退職後、専業主婦をしています。
その中で、自分の人生を見つめ直し、自分に何が出来るのか、自分の強みは何なのか、世の中に価値提供出来ることはどんなことかを日々考えながら模索する毎日です。

またまた、お久しぶりの更新になってしまいました。
最近もバタバタ忙しくしており、あっという間に時間が過ぎていきます。

会社員の頃の忙しさといえば、とにかくこなさなくてはいけないタスクがたくさんあることや、日々ルーティーンでこなす作業があるため、忙しい事が多かったのですが、今のわたしは自分がやりたいこと、叶えたいことを実現するためにはどうしたら良いかをひたすら考えて、ひたすら試しては辞め試しては辞めの繰り返しです。

この状況にあると、常に頭が回転している状態で、なにかすぐにこなさなくてはいけないことがあるわけではないけど、いつも頭の中に解決しないといけないことが残っていたり、すぐには達成できないようなタスクが頭の中を占領しているので、なんだかやり切れない気持ちでモヤモヤ日々が続いています。

そのモヤモヤをしっかり言語化して外に出して見える化していかないと、ずっと悶々とした状態だなと思い、このなんとも言えない感情をできる限りこのnoteに残しておこうと思います。

今日はいわゆるフリーランスと呼ばれている人たちと働く中で、私の中に生まれる違和感について書いてみようと思います。そして、フリーランスといえば時間も場所も問わない働き方ができると言われていますが、実際自分がそうなってみて働き方の面でも感じた違和感を書いてみようと思います。



現在わたしは、外国人向けの料理教室の講師として活動をしています。
会社員からなぜその道を選んだのかの記事はこちらで書いております。

その活動をしている中で、なんとも言えない違和感を抱えるようになり、それは何なんだろう?とずっと考えていて、ようやく答えがわかってきたような気がしています。

会社で働いていたときは、会社の社則というものがあり、それぞれの会社の色や暗黙のルールなどが存在していました。わたしの場合、チームで動くことが多かったので、各部署ごとのルールや取り決め、会議のときはどのように発表するのか、お休みを取りたいときはどのように申請するのか、なんとなく全てのことにこうしたら良いよねというものが決まっていました。

しかし、今の活動している場所は誰が上司というわけでもないし、年齢は違えど上下関係もはっきりあるわけでもなく、もちろん皆さんの過ごしてきた背景が全く違っており、活動の幅も様々。

そういった人たちが集まる集団の中で、これというルールが明確にないんですよね。

例えば、誰かが集合時間に遅刻してきたとしても、突然欠席したとしても特に何があるわけでもない。

また、材料の準備や前準備に関わることも特に決まりやマニュアルが無いため、誰に聞いたら良いのか分からない状態、色々なことが”なあなあな”状態で進んでいく、そんなことがよくあります。

また、経費や交通費材料費などの精算も会社のようにきっちりと経理の人がいるわけでは無いので、色々なことが個人の裁量によって変わってしまう。

ミーティングや打ち合わせをするときも、特に司会者やファシリテーターがいないため、毎回うまく話が進んでいかない。

会社員のときは当たり前に進んでいたことが、思うように進んでいかない・・・このモヤモヤが今わたしが抱えていることなんだなと思います。

ルールに縛られないことがフリーランスのいいところだと思うのですが、わたしはある程度しっかり枠組みが決まっていないとやりづらいということが価値観として見えたなと思います。

もちろん、その場その場で対応してうまくやって行っている方もいるので、これはわたしがその働き方に合っていないというだけで、全てのことにルールを決めないといけないとは思っていません。

わたしの場合、なんでもやってOK!というよりは、この枠の中でいかに成果を上げるかということを得意としているので、きっと合わないんだろうなと思います。

今まで、部長がいてマネージャーがいて、営業や事務がいてという編成で仕事をしていたことで、それぞれ役割が与えられていて、その役割に沿って
行動をしていましたが、今自分の役割がはっきりとしていない状態で何ができるのだろうか、何をしたら良いのだろうか、と考える毎日です。


これは集団で1つの仕事をしているということが大きく関わってくるなと思います。
もし、全てにおいて自分だけの裁量権でやれるのであればわたしはそこまでストレスに感じなかったかと思います。

わたしは、今まで黙々と1人で働くよりもチームで働くほうが自分には向いていると思っていましたが、それは会社というしっかりとした枠組みがあったからのことだったんだなと思い知らされました。

ただこれは、趣味やサークルなどの集団で考えるとそこまでストレスにはならないなと思います。
お金を稼ぐビジネスという視点で見たときに、主導者やルールの存在がわたしにとってものすごく重要な意味を持っていたんだなと思います。

同じ集団ということには変わらないですが、その先にある目的(楽しむためなのか、お金を稼ぐためなのか)によって、集団のあり方が変わってくるのはなんだか興味深いなと思います。

今後フリーで自分が活動の幅を広げて行くに当たって、この集団のあり方が仕事内容以上に重要になってくるのではないかなと思っています。

会社であれば自分がルールを決められる立場になれば良いのですが、フリーランスの組織においてはそうもいかない気がしています。

そもそも、仕事をするに当たっての価値観も考え方も全く違う。

本当にその活動を仕事にしていきたい人もいれば、副業としてやっている人もいるし、ボランティア精神でやっている人もいる。

目指しているところがそれぞれ違うんですよね。

会社のように経営理念が合ってそれに向けて予算が組まれていて、達成すべき目標数字がしっかり個人に割り当てられている、そんな環境と同じように考えては絶対にうまくいかないなと本当に思わされます。

フリーランスの集団の場合は、それぞれ個人が思い思いに自分の目標に向かって進んでいる。主体が自分にあるんですよね。だから主導の人はいなくて自分自身の人生が主導である、なんだかそんな気がします。

そこでうまく自分を適合させて歩んで行くのか、それともその環境は合わないとして違うやり方で進んでいくのか。

まだそこの答えははっきりとは出ていませんが、とにかく同じ集団でもこれほど違うのかと感じられたことがいい経験だったなと思います。

本当に会社を辞めてから色々な価値観に触れて自分の中の新しい価値観も見えて面白いなと思います。

なんだかモヤモヤするなと言うことも、しっかり言語化できるくらいまで噛み砕いて考えられるようになってきました。

今後も自分の感じた感情に素直になって生きていきたいです。


最後までお読みいただきありがとうございました。


シンバ🦁



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