見出し画像

「2023年度エコガーデナー養成講座」受講生レポート9月・日曜クラス

9月の授業テーマ「場所を読み解く剪定術」
実際に現場を見て考えながらの剪定の授業は考えることがたくさんで難しそうですが、とても為になりそうです。日曜クラスりゅうのすけさんのレポートをどうぞ。

スタッフ大沢

9月のエコガーデナー養成講座は「場所を読み解く剪定術」でした。
前回(7月)講義の最後に宿題に出されていたボーナストラック駐車場の植栽を題材に、植栽の意図とその意図に沿った剪定を実践を通して学びます。

<現場を観察して、思いを巡らす>

まずは二人一組のグループで、ボーナストラック計画時の図面などを参考に植栽の現場に向かいました。ボーナストラックってどんな場所?その中で駐車場の使われ方は?計画時の周辺環境は?といったことを考えながら、現状の植栽の状態(樹種や配置、生育状態等)と隣接地との関係性を観察しました。
「こや」に戻ると、現場観察で感じたことや気になることなど、各々の推測を話し合い、グループごとに発表。グループごとに異なる視点や考え方がたくさんありました。
その後、マメシバ先生から植栽計画の意図を教わり、その意図に沿った目指す姿や剪定方針、剪定の基本的なノウハウをレクチャーしていただきました。

<剪定の基本的ノウハウ>

主に以下の2つのポイントを教わりました。

1. 剪定を使い分ける
「すかし剪定」「切り戻し剪定」の2つの剪定手法を使い分ける

2.芽を見る
頂点または上にある芽ほど強く伸び、下にある芽の伸長が抑えられる「頂芽優勢」という植物の特性を利用することで、枝のどの位置で剪定するとどのような樹形·樹勢になるかが分かる

<剪定を実践>

植栽の意図や目指す姿、剪定のノウハウを頭に入れて、駐車場の樹木の剪定を実践しました。
グループで1本の樹木を担当しましたが、頭では分かってはいるものの、実際にやるとなると芽の見極めや剪定する位置の判断は思っていた以上に難しい!
さらに樹木単体だけでなく、全体としてのバランスを考慮に入れる必要があるので、考えることがたくさんあるなと感じました。

今後、自分たちで手をかけた樹木たちがどのような姿に変わっていくか、ときどき観察しようと思います。

9月レポート担当>日曜クラス りゅうのすけ


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?