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【ひつじが日報】181228

ついに冬が本気を出し始めたようで、今日は福岡でも雪がちらついてました。

街を歩いている人の数も心なしかいつもより少なく、僕も今すぐコタツに飛び込みたい衝動に駆られていますが、あいにく家には飛び込むコタツがないので、諦めて凍える指でキンキンに冷えたキーボードを叩いています。皆様も風邪にはどうぞお気をつけください。

昨日の日報にも書きましたが、Facebookで知人に本の寄贈をお願いしたら、思いの外たくさんの反響がありました。と、同時に申し出てくれた方ほぼ全員から「で、ジャンルは?」というご質問をいただきました。わかります。僕だって逆の立場だったら「で、ジャンルは?」って聞いてるか、よくわからないからとりあえず放置してると思います。慈悲の心が身に染みる……!

本を頂戴する以上ここをふわっとさせておくわけにもいかないので、今日はいつもの日常垂れ流し日報とは一風変わって、「本の寄贈」に関して僕が考えていること(2018年12月現在の構想)をつらつらと書きます。ここまで一週間以上書いてて思うんですが、日報という名の僕の日常垂れ流しに果たして需要はあるのでしょうか……!?

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まずはじめにジャンルについてですが、特に「これ!」という縛りはありません。むしろ自分一人の選書になるとどうしても偏ってしまうので、どんなジャンルでも嬉しかったりします。……よっぽど僕が扱いに困って本棚に収容できないような本はごめんなさいするかもしれません。

なので、あえて諸々設定するなら、

・ジャンル不問
・重複していない本
・僕の知人限定

で、お願いしたいなぁと思っています。

重複本をお断りするのは限られた店内のスペースに1種類でも多くの本を並べたいからで。一旦、知人限定にしているのは僕がその本を手にとった第三者に対して本の紹介と合わせて寄贈してくれた人のこと(僕との関係性)も説明したいのが理由です。……あとは知り合いなら僕のふんわりとしたお願いも苦笑いで聞いてくれるだろうという甘えがないわけでもないです。えへへ。

なんで寄贈本を募るのか。

ありがたいことに福岡以外にもたくさんの知人友人がいる中で、日々お店に来れない人たちがどんな形であればひつじがのことを思い出してくれるだろうか楽しんでもらえそうかということを考えていて。その中の一つとして本の寄贈ってどうなのかな、と試してみたかったのがきっかけです。

「ひつじがの本棚には自分の本が並んでる」ってたまーーに思い出してもらいたいし、逆にこちらからも「この間寄贈してくれたあの本読まれてたよ」ってたまーーーに連絡したい。そのぐらいゆるい繋がりを保ちつつ、ふとしたときに福岡白金のひつじがまで足を運ぶきっかけになってくれたら嬉しいなぁ、と。

店内の蔵書についても僕が面白いと思うものを「どう?」ってお見せしたい気持ちも当然あるものの、できれば一緒に面白がってもらいながら作っていきたいし、「どう?」って周りの誰かに勧めるようになってもらいたい。そういう皆の「面白さ」が詰まった本棚に育っていってほしい。

関わる人が変われば本棚の内容も変わるだろうし、理想はいつ来ても本棚の中身が違って常に新鮮な状態に保たれている(もちろん読んでる途中の本があれば言ってもらえたらそのままにしておきますが)ことです。本棚は「ブックバーひつじが」の生命線になるだろうし、飽きられないようにあれこれ考えていて。かつその生命線を一緒に面白がって支えてくれる人が1人でも増えていけばなぁってほんのり思ってます。

という事情もあり、今回は一旦「知人限定」でお願いしました。とはいえ今後その幅も広げて、というかひつじがに来てもらったらもう知人みたいなものなので、「面白かったから他の人に共有したい本」を自ずと差し込みたくなるような棚にしていきたいです。本を媒介にゆるやかに話題が広がっていけば、場が温まっていけば、人が繋がっていけばと、日々風呂敷を広げながら夢見ています。散々広げて畳めなかったらどうしよう……!

あとこれむっちゃ大事なことなんですが、ひつじがにある本は基本店内閲覧になると思うので、そこで見つけた気になる本を別途手に入れるために本屋に行く人が増えたらもう最高です。というかそれが目標。

何かを面白がるためのきっかけとしてひつじがという装置を機能させたくて。本屋通いもその「何か」の一つで、ひつじがで興味を持って本屋に行って欲しいし、本屋で見つけた面白い本をまたひつじがに見せにきてほしい。福岡にも面白い書店いっぱいありますからね。なんならひつじが近辺から天神にかけてむちゃくちゃ面白いですからね!

ひつじがを面白がってもらいたい。
本を面白がってもらいたい。
街の本屋を面白がってもらいたい。

今は、そんな気持ちです。

……なんて理想論をつらつらと書きましたが、飽きられない本棚にするにはやっぱりまだ蔵書数が圧倒的に足りないのもまた事実です。なので、もしお手元にだれかに共有してもいい本をお持ちの方はどうぞお気軽に「これはどう?」ってご連絡をいただけると幸いです。

もちろんご負担にならない範囲で、引き続きごゆるりとお相手ください〜!

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