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週末に唯一訪れる、「黄金の5時間」について。

「これがないと生きていけない」

というものが、多かれ少なかれ誰しもあると思う。

ある人は愛犬との散歩かもしれないし、ある人は贔屓しているプロ野球チームの試合観戦かもしれない。いわば生きがいである。僕にとっても生きがいはあり、それが土日の朝7時から12時の間の5時間である。

僕はそれを「黄金の5時間」と呼んでいる。


僕は現在家族3人で暮らしており、夫婦は共働きをしている。

妻はサービス業の仕事をしており、休みは不定期。サービス業というのもあり、土日はほとんど仕事で、たまにどちらかが休みになる程度だ。また、その土日はたいてい昼から夜のシフト(「遅番」)となっており、12時ごろに出かけて帰ってくるのは22時ごろだ。

当然、妻が家にいない間は、もうすぐ2歳になる娘の面倒を僕一人で見ることになる。遅番の日は、昼から僕のワンオペが始まる。日中は家でテレビを見て過ごしたり、公園に行って遊んだりし、夜にはご飯やお風呂、寝かしつけをおこなう。我が家では、これが定番のルーティンとなっている。

このように僕がワンオペをする日は、もちろん、ほとんど自分の時間は取れない。基本的には常に娘の行動に目を光らせておく必要があり、ゆっくり自室で本を読んだり、映画を観たりする時間などは取れない。ただ、「全く取れない」というわけでもない。それが、「ほとんど」と書いた理由だ。

昼以降娘の世話をバトンタッチする日、朝の時間は家族が揃うことになる。僕はこの、唯一かつ最大のチャンスをものにすべく、妻にお願いをし、一人で近所のコメダ珈琲に通っている。

コメダ珈琲の朝は早い。なんと7時から開店している。コメダを制すものは朝を制す。7時に入店すれば、妻と入れ替わりになる12時ごろまで約5時間は自分の時間を持つことができる。7時から12時までの5時間、この時間を最大限活用する。これが、僕の週末のモチベーションとなっているのだ。

コメダ珈琲でやっていることといえば、読書、平日に「あとで読む」リストに溜まった記事を読む、気になっている分野の勉強をする、考え事をする、ブログを書く、などである。

どれも、別にたいしたことではない。普通に家でもできることだ。けれど、1週間のうちに唯一、何にも干渉されない、完全に自由な時間としてとても有意義に過ごしている。

たまに予定が入っていたり、体調を崩したりして、こうした時間が取れない日々が続くこともあるが、そうするとメンタル的にもかなり荒んでくる。独身時代はほとんどずっとフリーだったので自覚していなかったが、自分にとってこの自由時間はほとんど「生きがい」みたいなもので、なくてはならないものなのだと、育児を始めてから気付かされた。

今はこの「黄金の5時間」によって、言葉には言い表しづらいなんらかのエネルギーを得て、日中以降、そして平日の仕事を乗り切ることができているように思う。

↓ たまに、スタバに行くこともある

※5時間居座るときは、できるだけおかわりをしましょう。

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