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好きなものを好きでいつづける努力

好きなものを好きでいつづけるってほんとに大変。

最近、そのことに改めて気づいた。

前に「好きなものをあきらめない努力が大事」なんて書いたんだけど…。

気がついたら自分がすごく好きだったものから遠のいていた。

なにかと言ったら「マンガ」だ。

最近、自分でも驚くくらいマンガを読まなくなっていた。

今年前半に読んだマンガ。
「チ。」
それも途中まで…
たぶんこれだけ。

え!?それだけ?
自分でも愕然とした。

す、少なすぎる…。

いや、マンガ、本当に好きだったんですよ。
ジャンル関係なくむちゃくちゃ読んでた。
家の本棚もマンガ喫茶状態でマンガだらけだった。
一時期は「このマンガがすごい!」の選者もしてたくらい読んでた。
いつまでやってたか忘れたけど2009年まではちゃんと寄稿していた!

IMG_7605のコピー

少女マンガをこよなく愛していたし、少年だって、青年だって、みんなみんなこよなく愛していたんですよ。

それが半年で1作品しか読んでない。しかも途中まで…。

考えてみたらマンガを読む時間ってすごくぜいたくなんですよね。
マンガだけに集中して読まないといけないし、じっくり味わいたいから読むのに時間もかかる。
ぜいたくすぎる時間なんですよ。
ぜいたくすぎるから、時間がたっぷりあるときに、じっくり味わおうなんて思う。
でもそんな時間はなかなか訪れない。

そうこうしているうちにいつのまにかマンガと疎遠になっていく。

新しいマンガも話題になってるものはとりあえず買ってはくるけど、全然読まないから積ん読になる。
それが積み重なると、どうせ読まないから買わなくてもいいやって、いつの間にか気になってるマンガすら買わなくなる。

あんなに好きだったはずなのに、それが至福の時間のはずだったのに、いつのまにか距離ができてしまう。

え?なんで?好きだったんじゃないの?
そう別に嫌いになったわけでも、興味がなくなったわけでもない。
むしろ好きなままのはずなんだけど、いつのまにか優先順位が下がっている。

好きなものから遠ざかるのって、きらいになるとか、飽きるとかじゃなくて、むしろ大切にしすぎてるがゆえにハードルをあげてしまって、いつのまにか距離ができてしまうというのが大きいのかもしれない。

こ、これは…手を打たなければ完全に離脱してしまうかもしれない。

どがんとせんばいかんばい!!!!!!!!

何か手を打たないと。
とは言え、ですよ。
圧倒的に時間がない!

どこをどう見回してもマンガに向き合う時間がない。
仕事は忙しいし、やらなきゃいけないことが山のようにあるし、壊滅的にそんな時間はない。

でも、どうにかしないといけない。

ない時間は作るしかない。

もうね、これしかないわけです。

1日5分でいいからやる!

朝のルーティーンとして1日5分、マンガを読む習慣を始めました!

とにかく1日5分、絶対に読む!
ボリュームのあるマンガなら1日1話。
サクサク読めるマンガなら2〜3話。

7月半ばにはじめて、いま2ヶ月ちょっと。
毎朝、欠かさず読んでる。

まず読んだのがこれ!

最高!!!エモい!!嬉しくて、切なくて、はなかなくて、とってもステキな作品!台湾のマンガで日本の音楽がテーマというのもなんだか嬉しい。毎日1話ずつその話に登場する音楽を聴きながら読んだ。著者自らデザインした装丁もすっごくいい!物体としてステキすぎる!

1巻だけ読んで止まってた「女の園の星」2巻も爆笑して読んだ!

買ったまま放置してた「カラオケ行こ!」も読んだ!最後にぐっときた!

ヨーロッパ編の途中で止まっていた「ブルージャイアント」もアメリカ編の最新刊まで追いついた。

ドラマ版がすごく好きだった「ここは今から倫理です。」もようやく原作を読み始めた!

「ブルーピリオド」も、もう少しで最新刊に追いつく!

途中で読む手が止まっていた「葬送のフリーレン」も最新刊に追いついた。

2ヶ月でたったこれだけ?ってくらいの量だけど、それでもね、ゼロより全然いい!

だって、1日5分読んでなければ0冊だったんだから。

ゼロよりイチ!!

よく考えたらマンガを読むために努力するなんてバカくさいことなんだけど、こういうことをおろそかにして、大事なことばかりやってると本当につまらない人生になってしまうんじゃないかとも思う。

好きなものを好きでいつづける努力。
好きなことを好きでい続ける胆力をつけること。

これから続く長い人生で自分を救ってくれるのは、おそらくそういうどうでもいい力なんじゃないかな。




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