育休ライフ 27,28,29週目

いつも閲覧ありがとうございます。
半径5mの人を幸せにしたい、シムラトモタカと申します。
8年間中学校教員ののち小学校へ異動して、今は育休中です。
ここでは、育休中に感じたことや娘の成長、仕事を離れることで見えてきたことなどを中心に書いていきます。


保育士試験のため更新が滞りましたが、本日で保育士試験終了のため復活です。



保育士試験を終えて


今日で保育士試験の筆記試験が終了。
勢いで始めた5月から、あっという間の試験。娘の昼寝や隙間時間を活用して勉強…なんて思っていたが、思い通りな生活とはいかず時間を無駄にした時もあった。それでも、自分が勉強したいと思い描いた姿の6~7割ぐらいのがんばりはあったのではないかと思う。

大学受験のような勉強だけやっていればよい身分ではないなか、育児や家庭のことを回しながら勉強するのは新鮮でなかなかいい経験だった。上手に時間を捻出するのが難しいし、時間を捻出できないときに「家事が…育児が…」と言い訳できてしまう環境と向き合うのも、今後の自分の働き方に生きる経験だった。たくさん応援&協力してくれた妻やじじばば、義妹家族、娘に大感謝!そして応援してくださった児童館の先生方にも明日からお礼参りに行こうと思う。


試験結果が出ると、言いたいことも言えないので自己採点前に思うことを記録したいと思う。
まず、保育士試験を9教科受けることについて。はじめは教科数が多いと思っていたが、調べてみると各教科6割以上で合格すること、合格した教科は3年間その教科の受験を免除できることが分かった。これはすべての内容を一つにまとめたテストで合否を出すよりも受験者にとって優しいと思う。毎年着実に各教科を合格していくこともできるし、大きく見れば一発勝負ではない試験ともいえる。合格率が低いので有名な保育士試験だけれど、見方を変えれば優しいところもある。

次に今回の試験について。一言でいうと、やっぱり難しかった。通信で何度も問題を解いて過去問も反復していたが、なんせどの教科も範囲が広いので今まで得た知識をどう応用して解いていくかに苦戦した。単に知識だけ詰め込むのでは到底追いつかないので、日本の児童福祉や社会福祉の考え方を大枠で理解することの大切さも痛感した。例えば、法律の年代並び替え問題はその法律の意味することが分かっていれば解けるし、その意味は日本の児童福祉や社会福祉の歴史の変遷なわけだから、大きな流れを理解することがいかに大切かがよくわかった二日間だった。そして、これは試験に合格することがゴールなのではなく、試験に合格するために学んできた児童福祉、社会福祉の大きな流れや意義、目指す場所を理解したうえで現場に立つことがいかに大切かもわかった。これは教員も同じで”ただ子供が好き”だけでは、よい養護も教育もできない。日本が目指している方向や養護と教育が人間の幸福のためにどう生きているかを知っているうえで現場に立つことが大切なのだということも、なんとなーく理解できた。
そういう意味でも保育士試験を受けたことで、教育者としての考え方、子どもや保護者の捉え方が変わったと思う。試験結果はとっても気になるが、結果はどうであれ、児童福祉、社会福祉を学んだことで得たものは大きいと実感している。


保育士試験がつないだ縁


偶然にも保育士試験会場が初任校の学区内だった。そのため、試験会場までは学区内を散歩しながら向かった。5年前まで自分が勤務していた学校を横目に、5年前には想像もしていなかった生活をしている今の自分がいることが面白くて、”あの時に比べたらちょっとは成長しているかな”と思いながら会場に行けたのはとてもよかったし心が落ち着いた。
試験を終えた帰り道は、初任校での5年間を思い出しながら、今の自分の選択は正解だったのか、ずっと中学校で働いていたらどんな未来があったのか、といろいろ考えたが「過去は過去!」と今ある生活、希望ある未来を想像しながら妻と娘のもとに帰った。今ある生活が一番幸福な選択だったと胸を張れるし、これからも幸福な選択ができると信じている。それは、今までの人生で経験したことが生きているからだと思う。過去は変えられないが、過去の経験から現在や未来に良い選択ができることもたくさんある。初任校では本当に大変な思いもしたし、たくさん迷惑をかけたし、わがまま放題やらせてもらった。そのおかげで仕事に対して見方が広がったし、校種を変えて新たな環境にチャレンジしたいと決断できた。過去から学ぶことはたくさんある。そして、過去を思い出し、改めてかかわったすべての人に感謝と恩返しがしたいなあと胸がいっぱいになりながら久々にYUKIの歌を聴いて帰った。ちょっとセンチになっているときにYUKIの歌は沁みる。笑
そういえば試験初日には初任校でお世話になったママさんに偶然遭遇した。5年もたったのに覚えてくれる優しさと、まだこの場所は帰れる場所なんだと安心した気持ちになった。保育士試験がつないでくれた縁だと思う。ありがたい。


花火大会月間
娘のために保育士試験もある中で、毎週のように花火大会に行ったのもいい思い出。現時点で今年6つの花火大会を見に行っていて、予定ではあと2つ見に行く予定。ちょっとした花火大会評論家みたいに「この花火大会は…」と妻と話すのも楽しい。娘は間近で見る花火に毎回大興奮で、花火大会の後の数日間は夕方になると「あとちょっとではなびどーんてなるよ」と説明してくれる。娘にとっては空が暗くなったら花火大会らしい。笑
コロナ禍でお祭りも花火大会もなかなかできなかったからか、久しぶりに人が集まるからなのか、どの会場もとてつもない熱気があるように感じられた。花火大会を心待ちにしている思いがたくさん感じられる場面があった。日本の良き文化だと思う。花火師さんもやっと自分の仕事ができてうれしいと思うし、花火師さんが何年も胸秘めてきた様々な思いを想像すると、打ちあがる花火に対して「きれいだね~」の一言では終われない、何か熱いものが込み上げてくるような気持ちになった。
娘がいるので、比較的小規模な花火大会を選択しているのだが、これが正解で、あまり混まないぶん、落ち着いて花火を見られる。特に亀山湖で行われる君津花火大会、栄町の栄花火大会、茨城県の那珂湊花火大会は隣との間隔もあいているから満足度高め。来年も参加したい。


保育士試験の勉強もひと段落。明日から何を学び何を得ようか楽しみ。限られた時間、今しかできない学びをたいせつにしたい。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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