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大武川〜芦川〜富士五湖

朝から「大武川」へ向かいました。大きな川です。

雄大な南アルプスを背景にすばらしい景色。前日の雨で薄濁りの大武川。釣りをしていてとても気持ちの良い場所です。

ほど近くに、石空川という支流があります。この川、「イシウトロ」と読み、不思議な読みかたです。ちょっと話は脱線しますが、少しお付き合いを。

甲府盆地には縄文時代の遺跡が多く、縄文土器が非常に多く出土しています。おそらく、縄文時代より数多くの河川が集まる甲府の地は人々にとって住みやすい場所であったと考えられます。

さて、このウトロという言葉はじつはアイヌ語でもあります。知床にウトロという場所があります。語源は「Uturu-ci-kus-i」意味は「その間を-我々が-通る-所」だそうです。

Uturu には 間という意味があるようです。では、イシウトロ、「石の間」 という意味にもとれます。アイヌ民族の北限は東北と言われていますが、じつは南アルプスにもアイヌの文化が? というロマンを感じてしまいます。


芦川のアマゴ

場所を変えて、一路「芦川」へ。民家の見える里川の渓相、一尾のアマゴに出会えました。上九一色村でかきあげうどんをたべて、富士山が見える富士五湖へ。


精進湖のほとり。いつ見ても偉大さを感じさせてくれる富士山を仰ぎます。少しロッドをだしてみようと思いましたが、思いのほか向かい風がつよく、富士山の大きさに包まれるにとどめました。

釣り旅行の楽しみ方は様々ですが、季節の野菜をおみやげにすることも一興です。今の季節は山菜もあります。お魚はリリースしますが、地の物を買って帰ると家族にも喜ばれ、嬉しいものです。

きっと縄文人も狩りの帰りには野草やきのこなどを採って、そのような生活を送っていたのかも、と思いを馳せています。

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