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【バスケW杯】日本対フィンランド戦はリアル山王戦!?

興奮冷めやらぬまま連続投稿しています。これは書かずにはいられない(笑)。なお、にわかファンのため、細かなプレー内容等に関してまでは表現できていないと思いますが、何卒ご容赦ください。

タイトルにも書いたように、試合展開がなんだか「スラムダンク」の山王戦と被るような内容だったので、観戦しながらゾクゾクしてしまいました。同じような感覚に陥った方もいらっしゃったのではないでしょうか?結果的に10点差をつけて日本の欧州勢からの歴史的勝利となりましたが、そこまでの流れはもう、手に汗握ると言いますか、ハラハラドキドキの連続でした。

日本 98 22(1Q)15 88 フィンランド
      14(2Q)31
      27(3Q)27
      35(4Q)15

非常に簡単に流れをまとめると、第1クォーターは日本の勝利。しかしそこで気が緩んだ・・・とは思いませんが、相手の底力ですかね?第2クォーターは一気に点差が開いてフィンランドが圧勝。もはやこれまで?という第3クォーターを同点で折り返した後、最後の第4クォーターで一気に突き放して日本が10点差をつけての勝利という結果でした。つくづくバスケって「流れ」とか「勢い」が大事なスポーツだな、と思いました。


前半の功労者は比江島選手!

第1クオーターは勝ち越したものの、その後、苦しい展開を迎えた時に「ここぞ」というタイミングでチームを鼓舞したのが、比江島選手。独特の比江島ステップを今回も披露。こういう時にベテランが体を張ってゴールを決めるというのは、チームにどれだけの勇気を与えてくれることか!普段は飄々としているキャラクターからの、試合になると一気に本気モードできっちり仕事をこなす。カッコいい先輩像そのものですね。

ガッツあふれる吉井選手!

今回随所でアグレッシブかつ強いフィジカルで、攻守においてチームを支えた吉井選手も素晴らしかったです。ファールにはなってしまいましたが、相手のシュートを抑えた瞬間は、ゴリと花道が沢北のシュートをブロックしたシーンと被りました(笑)。もちろん攻撃の際にもガンガン攻めて相手をかく乱してましたし、その闘争心あふれるプレースタイルが光っていました。

バスケ界のヌートバー、ホーキンソン選手!

今、勝手に命名しました(笑)。今日のMVPの一人はホーキンソン選手でしょう。ゴール下を守ってリバウンド職人としての仕事をし、さらにはフリースローもほぼほぼ全部決めて日本チームの得点に大貢献してくれました。とにかく40分フルで動き続けるスタミナに驚かされます。他にあれだけのリバウンダーが少ないのか、唯一無二の存在で日本の守護神としてゴール下をしっかり支えてくれました。まさに一人ゴリ&花道?余談ですが、試合中、ファールをもらってホーキンソン選手がフリースローを打つときは、少しだけ安心して観戦していました(たぶん、決めてくれるだろうという安心感)。

ミッドランド日比谷 パブリックビューイング会場にて

随所で魅せてくれました、和製カリーこと富永選手!

ドイツ戦では徹底したマークにより、後半での活躍に留まってしまったのですが、今回は本領発揮。あの素早いシュート、かつ苦しい体勢からも決めてくる正確性。あれだけのマークの中でもシュートを決めに行く鋼のメンタル。先ほどのホーキンス選手同様、富永選手にボールがいくと、これまたちょっと安心しちゃいました(きっと、決めてくれるだろう、という願い)。会場を煽るパフォーマンスや、ちょっとした自分のミスにも血相を変えて悔しがる表情とかが、すごく好感を持ちました。そしてシュートを決めた後のパフォーマンスも素晴らしかった。

ミッドランド日比谷 パブリックビューイング会場にて

そして今日のもう一人のMVPは河村選手でしょう!

今大会で一躍世界に名を知られることになったであろう、河村選手。前回のドイツ戦が嘘のようにどんどんシュートを決めまくっていました。富樫選手と並び「リアルリョータ」!解説の馬瓜エブリン選手も「ドリブルこそチビの生きる道なんだよ!」と叫んでいましたが、この試合で河村選手はそうした背丈のハンデを全く感じさせず、むしろアドバンテージに使って相手をかく乱していたように見えました。相手の中心選手が本気で抑えにいっていましたからね。

ヤフーのコメント欄にも書かれていましたが、恐らく試合途中から河村選手は「ゾーン」に入っていたのかもしれませんね、全く「(シュートを)外す気がしない」状態。彼も富永選手同様、まだまだ若いこともあり(試合後、二人で喜び合うシーンは感動的でした!)、非常にエネルギッシュ。試合中に喜怒哀楽を体いっぱいに表現していたのが印象的でした。シュートを決めた後の雄たけびには痺れました。ぜひともリョータのようにアメリカチャレンジしてほしい!次の試合も楽しみです。

前回の功労者、渡邊選手、馬場選手も大健闘!

得点こそは少ないものの、随所でチームに勢いをつけてくれたのが、ドイツ戦で大活躍のお二方。もしかしたら、フィンランドチームも前回の試合を研究していて、この二人への徹底マークでいく作戦だったのかもしれません。それでも、果敢にチャンスを作ろうとする姿、アグレッシブに前へ進んでいく勇気を感じ取ることが出来ました。特に渡邊選手は足の不安はありますが、それを言い訳にせず、長い時間コートでプレーしていました。こういう姿もきっと他のメンバーに感じるものがあったに違いないと思います。

ちなみに渡邊選手は試合後のインタビューで、「明日、体が動かなくてもいいっていう気持ちで今日は動いていました」というようなことを仰っていました。これって海南戦のゴリと同じような気がしませんか?あのときも彩子さんに「いいからテーピングだ!やっと掴んだチャンスなんだ!」と言って試合に戻っていきましたよね。日本チーム念願の一勝。これで負けたら日本代表には戻らないという不退転の意思をすでに表明している渡邊選手だけに、この勝利は本当に嬉しかったことと思います。また、人目をはばからず男泣きしていた馬場選手もカッコよかった。

ミッドランド日比谷 パブリックビューイング会場にて

頼れるボス、トム・ホーバス監督

いいですねー、トム・ホーバス監督。ガンガン声を出し、審判にも詰め寄る姿勢。ここぞというときはビデオ判定を求め、しかもそれが認められて日本ボールにしたりと大活躍。選手のためにこうして動いてくれるボスがいるから、選手たちも安心してプレーできるんでしょうね。この安心感って本当に大事。これはスポーツのみならず、どの組織でも同じだと思います。もちろんただ声を出したり、選手と表面上のやりとりというのではなく、もっと深い部分で「絶対に勝つ、日本のスタイルで世界と戦う」という気持ちが統一されているんだと思います。今日はそうした日本チームらしさが現れていたんだと思います。

途中、インテンショナルファールから流れが変わった!

私が「これってリアル山王戦?」と思い込み始めたのが、このプレーです。途中、富永選手に対して相手チームがインテンショナルファール(現在の案スポーツマンライクファール)となり、ここで確実に富永選手がシュートを決める、というシーンがあったのです。で、面白かったのが、テレビの解説者もしきりに「あ、インテンション取られました」と連呼していたこと。私世代はこの呼び方に慣れているのですが、今は「アンスポーツマンライクファール」なんですよね、これもスラムダンク効果ですかね?でもここがきっかけの一つにはなったのではないか?と勝手に思っています(笑)。

まとめると・・・リアル山王戦だったということで

ということで、あまりニュース記事やコメント等を見過ぎないようにして(影響されてしまうので・・・笑)書いてみました。ところどころ、試合展開に間違いがないように確認するようにしていましたが、細かい点で間違っていたらすみません。とにかく日本の勝利が嬉しすぎた、ということでご勘弁を。いやー、それにしても早春のWBCに続き、晩夏のバスケW杯でも大興奮しております。ただ、選手はもちろんそんなことはないと思うのですが、ついつい我々ファンや報道陣は、これで次も・・・と期待してしまいますが、相手は強豪オーストラリア。次もまた山王工業戦みたいなものなので、そうした油断した気持ちにならないよう(これは特に報道関係)、相手の胸を借りるつもりで慎重かつ冷静に戦ってほしいと思います!

空席問題も解決!声援も前回以上に!

今日は空席もほとんどなくなり、その効果か声援も前回とは比べ物にならないほど大きくなっていたように思います。選手たちも試合後のインタビューで言っていましたが、これぞ地の利。地元開催の強みですし、何より選手たちへの勇気になったと思います。次回、決戦は火曜日。これは絶対に見逃せませんね。

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