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【バスケW杯】日本一丸!格上相手に勝ち抜いた!~対ベネズエラ戦

「キツくても、目いっぱい平気なふりをする」・・・なんて言葉が思い出されるほど、苦しい展開が続いたベネズエラ戦。最後は会場の大声援にパワーをもらって大逆転を果たしました!いやー、本当にハラハラドキドキ。まさに第2戦のフィンランド戦再来のような試合展開に。まだまだ興奮冷めやらぬ中、印象に残っているプレーやシーンなどを振り返っていきたいと思います。


今日のMVPは「神様、仏様、比江島様ー!」

チーム最年長のベテラン比江島選手が、いぶし銀の仕事師ぶりを如何なく発揮してくれました!これまたフィンランド戦のように、苦しい展開で窮地のタイミングで起死回生の3ポイント!なんとこの試合、8本中7本を決める大活躍。第2戦の富永選手ばりに、「ゾーン」に入った状態だったのでしょう。まさにミッチーの「もうリングしか見えねー」というか「もう(シュートを)落とす気がしねー」とでも言わんばかりのスーパープレーで苦しい試合を戦い抜いてくれました!


馬場選手は花道状態!?よくぞコートに戻ってくれました!

後半戦、相手選手とゴール下で激しい攻防の末、ゴールポストあたりで接触し、そのままはじき出されてコート外に突っ込むというアクシデント。しばらく起き上がれず、絶体絶命か?と思った矢先に、立ち上がって一旦ベンチに。会場外へ走っていく姿も見られたので、一安心したところ、なんとそこから再度試合に戻ってくるという気迫、いや意地?その後も好プレーを連発。いやー、本当に頼もしい。とはいえ、身体の状況が気になります。

もう一人の花道、川真田選手が熱い!しかも上手くなってる!

日本の守護神、ホーキンソン選手がやはり相手からの相当なマークに遭い、さらには体力も低下している様子は、画面上からも伝わってきました。ここで代わりが少ないのが日本チームの弱点。しかし、チームのムードメーカー、川真田選手がハッスルプレーを連発。泥臭いディフェンダーらしい動きはまさに「リアル花道」。もっともっと経験を積んでいくことで、力がついていくと思いますので、今後に期待です。そしてあの明るさも大事。そのあたりも花道っぽいですよね、彼もチームにいるだけで周りが明るくなりますから。

成長著しい、河村選手!そして所作が美しすぎる!

そして富樫選手にならぶ日本を代表するポイントガードとして、今大会で世界に知られるようになった(なってしまった?)河村選手。オーストラリア戦では徹底マークで自分らしいプレーが出来なかったことを、試合後のインタビューで語っていましたが、今回はそれを乗り越え、試合運びが一段と巧みになってきたように思いました。アシストあり、自分で切り込んでシュート&3ポイントとオールラウンドに駆け回る。しかも、後半戦でも体力が落ちない超スタミナ。これは学生時代からの猛練習の成果でしょう。

そして試合後のインタビューの受けごたえも素晴らしかったですし、審判にボールを渡す所作、そして何よりコートに入る際のお辞儀。これはすでに話題沸騰となっていますね。ちょっとした所作ですが、やらされてる感が全くなく、本人としてはごく自然に行っているところがいいですよね。情緒じみたありきたりな表現かもしれませんが、これもまた大事にしたい「日本らしさ」の一つであり、今春のWBCのチェコ戦で相手選手にデッドボールを当ててしまった佐々木朗希選手の帽子を取る所作にもつながる清々しさを感じました。

絶対守護神、渡邊選手とホーキンソン選手の活躍!

これはプレーだけでなく、もはや精神を支えているといっても過言ではないと思います。40分間ほぼフル出場で、一番タフなゴール下争いをし続けるということは、体力だけでなく精神力もハンパないほど消耗するハードワーク。もちろん誰もが皆、ギリギリの状態でプレーしているとはいえ、自分たち以上に、彼ら二人が常にコート内で自らの身体で、仲間を鼓舞し続ける姿は絶対にチームメイトへの無言のメッセージ(俺たちがいるから、一緒に乗り越えようぜ!的な?)になっていたと思います。特にホーキンソン選手は相当疲弊していたように見えました。ここで代わりがふんだんにいれば、温存させてラストの切り札に・・・となるのでしょうが、ここはこれからの課題点でしょうね。

持ってる男、富永選手!彼にボールが渡るとつい期待してしまう

フィンランド戦のスーパープレーが目に焼き付いているからでしょうか。富永選手にボールが回ると、彼の手から繰り出されるシュートにくぎ付けになってしまいます。そして放たれた瞬間、リングを注視・・・って、まさに山王戦ラストの花道のシュートを見るような感覚。この試合でもそんな素晴らしいプレーが見られました。たぶん、会場だけでなくテレビの前の応援団も同じ気持ちだったのではないでしょうか?きっとスターってこういう存在なんでしょうね、パスが回されるだけでファンがワクワクする・・・みたいな。まだまだ若い選手ですから、どんどん果敢にチャレンジしていってほしいと思います!(ちなみに私は彼のパフォーマンス大好き派です!笑)

さいごはやっぱり・・・トムさん!!!

いやー、今日も大ハッスルのトム・ホーバス監督(トムさん)。タイムアウト中のチームへの闘魂注入がよかったです、今日も。そして大逆転後のインタビューでは「疲れた」を連発。ですよね、心臓が持たないですよね、あんな大接戦ばかりでは。さらに面白かったのが、「いつも言っているんだけど、ウチが第3Q、第4Qでやる試合を、次は最初からやってほしいんだよね」には大爆笑でした!こういう明るさもまた、チームに活気をもたらしているんだと思います。つくづくチームって奥が深いなーと改めて気づかせてくれます。

いよいよ最終試合は土曜日のカーボベルデ戦!

渡邊選手や河村選手も試合後のインタビューで「次の試合に勝って、自力でオリンピック出場を勝ち取りたい」と力強く話していました。この決して負けても下を向かず、そして勝っても驕らず自分たちの目標を見据えて、前を向いている姿―ここ近年、こうした様子って見られたかな??というくらい、気持ちの統一が為されているような気がしました。

こういう時のチームって本当に強いんですよね、皆が同じ方向を向いているから。きっとWBCの侍たちも誰もが口々に「いいチームだった」と言っていたことを思い出させてくれます。今回の日本代表チームも渡邊選手の本気の「背水の陣」発言がチーム内に刺激を与え、目標に向かって気持ちの統一が高まっていったのではないでしょうか。ここまで来たら得失点差とかルールが煩雑なので、「とにかく勝ってアジア1位に!」これなら単純明快ですよね(笑)。まだまだ目が離せません!

そして今日も未だ興奮状態につき、なかなか寝付けず、寝不足になるという・・・(笑)。



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