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気候変動もユーチューブバン対象? 「地球温暖化『CO²犯人説』は世紀の大ウソ」前編

今、不都合な真実に対するユーチューブバンの主標的が、コロナウイルス感染症パンデミックへの懐疑論(ワクチンへの疑問や安価な薬イベルメクチンの紹介)から、気候変動二酸化炭素犯人説への懐疑論に移ってきたかもしれません。たまたま見ていたユーチューブの対談番組で、冒頭画像のようなおなじみの“イエローカード”(実際は画面直下にブルーの表示)が出ていたからです。
背景情報「気候変動」ユナイテッド・ネーションズ(正しい英訳は国際連合ではなく、連合国か戦勝国)というブルーをクリックすると、国連広報センターに飛びます。そこでは
<地球上のすべての人と動植物の暮らしと命を脅かしている気候変動…>
「気候変動の原因」をさらにクリックすると
<排出された温室効果ガス…>と相変わらずの二酸化炭素単独犯人説を展開しています。
 
ちなみに、この番組は、
<ウクライナ戦争後、ロシアは西側諸国の経済制裁を受けているが、あまり困っていない。困っているのは、エネルギーが高騰したドイツで経済の先行きは暗い。2023年ドイツはすべての原発を停止し石炭も再開してこれまで以上に二酸化炭素を排出しているのに、政府はまだ二酸化炭素ゼロと言う。こんな矛盾を抱えて悶々としている。しかし、最近はあまり気候変動を言わなくなっている。ウクライナ戦争後はグレタさんもあまり出てこない。>という内容でした。
 
ほかの番組でも政治色のない学問的な内容でもこのレッテル張りがされているようです。出演者のバンに無警戒な様子からも最近始まったことのように思います。上記の番組で指摘のあるようにグローバル勢力が継続させているウクライナ戦争の終結が近いことの現れかもしれません。西側諸国の背後にいるのが二酸化炭素単独犯人説を強弁するグローバル勢力と同根だからです。
 
前置きが長くなりましたが、気候変動の責めを二酸化炭素だけに押し付けることがいかに馬鹿げているかを、「地球温暖化『CO²犯人説』は世紀の大ウソ」(編著者:丸山茂徳+戎崎俊一+川島博之+デビッド・アーチボルトほか、2020年宝島社)から本物の科学者の話で説明します。
 
本書は、10人の専門家によって共同執筆されたタイトル通り、国連による二酸化炭素敵視政策を暴く本です。
この国連政策に対して「国際金融詐欺まがいの政策」「ナンチャッテ推定法」「非科学的なガセネタ」等々ありったけの否定的な言葉が投げつけられます。
前編では、各章のタイトルを簡潔に示し、専門家からのわかりやすい一文を紹介していきます。なお、本文中は二酸化炭素を見やすいようにCO2と表記します。
 
第1章 地球温暖化の原因は人為起源CO2ではない
※人為起源CO2とは産業革命以降人が発生させてきたCO2という意味です。
伊藤公紀横浜国立大学環境情報研究院名誉教授「ある研究者は『地球温暖化なんて怪しいと思っているけど、そう書いておけば研究費がもらえるから』と、私にホンネを漏らしていました」
第2章 温暖化は人類にとってメリットのほうが大きい――地球温暖化と世界の食糧生産
川島博之ビン・グループ(※ベトナムの複合企業グループ)主席経済顧問「温暖化が進行すると農地が移動する。現に日本でも戦前は北海道では米をつくることができなかったが、現在は有数の米産地になっている」
第3章 IPCCとメディア報道の嘘
※IPCCとは「気候研究環境の頂点にあるのが国連のIPCC(気候変動に関する政府間パネル)という組織」です。
有馬純東京大学公共政策大学院教授「IPCCは、国連・IMF・世界銀行という世界規模で炭素税を徴収したいグループが、その目的達成のためにさまざまな分野の研究組織・研究者たちを活用してプロパガンダ用レポートをつくらせる場
同じく有馬氏「東西統一直前の1990年西ドイツが連邦議会で地球温暖化対策を次の国家的課題とすると決議。大ドイツへの警戒心を解くために国力は温暖化対策に投入するとのサインを送った」とあまり知られていない気候変動問題の起源を明らかにしています。
第4章 寒冷化が招く異常気象の時代
戎崎俊一国立研究開発法人理化学研究所主任研究員「20世紀の温暖化の主因がCO2の濃度の増加だけではないことを示した。また、地球は人類なしでも現在の温暖化の40倍以上の大きな気候変動を経験している。したがって、20世紀の温暖化の先に地球全体の破滅が待っているような議論は、まったく意味がない」
第5章 本当の地球環境問題とは何か?
丸山茂徳東京工業大学地球生命研究所主任研究員「(丸山氏が計算)人為起源(産業革命以降現在まで)の大気CO2の量は、石油、天然ガスを燃やしてCO2として大気中に排出しても、そのうちの7割は植物が光合成で利用してしまう…大気CO2は植物にとって肥料と同じ…」
第6章 国連が招くカオスとプラネタリー・バウンダリーの真実
※プラネタリー・バウンダリーとは丸山茂徳氏によると「2009年IPCCメンバーのヨハン・ロックストロームが新たに提唱した概念。SDGsの概念の基盤をなす。大気のCO2濃度がある値を超えると温暖化が急激に起き、大気温度が20~30度から100度を超える。海洋が蒸発し生物が完全に死滅。生物がいなくなると火山がマントルから運ぶCO2が一方的に大気に蓄積する温室効果で全海洋が消えて地球は金星のような星になる」
→しかし、丸山氏は「CO2だけを最重要パラメーターと設定していること、気候を支配するパラメーターとして雲の効果を無視している」この仮説は根本的な間違いと言いい、さらに「CO2を排出しないクリーンな社会など原理的に不可能なのである。したがって、SDGsで掲げたようなゴールの達成は不可能だということをきちんと報道すべきである」と述べています。
第7章 人類史上最大の試練の時代
丸山氏「温暖化が原因で、地球環境が壊され人間が住めなくなるという非科学的なガセネタで世界を狂わせている
終章  これからどうすべきか?
丸山氏「IPCCによる地球温暖化問題の説明は、100%間違っている。とくに、CO2が地球の気温を決めるということは完全な誤りである」

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