絵というものは有難いもので、異性とのビターな思い出も良いマテリアル、エピソードになってくれたりします。

秋近し浜辺は真夏を彩ったアイテムの残骸に溢れていました。

花火の燃えさし、破れたビーチボール、錆びて砂まみれのラジカセ、畳まれたビーチパラソル　.... 夏の燃えかすです。

そして生き方の違いが露呈した私達二人の心も　火傷を繰り返した　朱炎の季節の焼け跡でした。