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【読書】法華経を生きる 石原慎太郎

石原慎太郎氏自身の法華経との出会いと、人生の体験から法華経を解説している本。

この本は、新卒で入った会社の入社時に会社から貰いました。
新卒で入った会社は宗教色が強く、この本を読んで感想を書きなさいという新人研修の一環で貰ったものです。

それまで石原慎太郎さんがこのような宗教に関する本を出していると知らなかったし、読みたくて読んだ本でもないのですが、読んでみると法華経や仏経により人生が苦しくなくなりうまくいくようになったという自身の体験談が書かれており、精神的に安定し人生を好転させるのに良い本だと思ったものです。

今回、12年ぶり位に再読し、人生が好転するか暗転するかは自分自身の行いや不断の努力によるものなんだなあと改めて思いました。

内容は、例えば石原慎太郎さんは参議院選挙に初当選のときに、霊友会という新興宗教の集団票を勝ち取って当選したというエピソードとそれが法華経との出会いだったということも包み隠さず書かれており、私は主に都知事としての石原慎太郎さんしか知らないですが、石原慎太郎さんらしい忌憚のない語りの本だと思います。

また、石原さんは若くして父を亡くされておりますが、そのことがあったからこそ父が自分を天国で守ってくれていると思うことがあったり、父が亡くなったから今の自分があるということも書かれています。

私も幼い頃に父を亡くしており、父はある程度のお金は残してくれていたのですがやはり経済的には余裕がなく、また母子家庭だということで偏見を持たれることもあり、早く亡くなった父を恨んでいた時期もありました。
しかし、今はあの事があったからこそ今の自分があり幸せに暮らしているのだという気持ちです。
人生は因果というもので、今までの出来事が無かったら妻とも出会っていないしどういう人生になっていたかわからないと思います。

宗教に傾倒する気はさらさら無いのですが、仏教の教えというのはこれからも学んでいきたいと思います。

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