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運を呼び寄せる方法

2022年の正月、帰省の際に新幹線で犬飼ターボさんの「チャンス  成功者がくれた運命の鍵」という成功小説を読みました。

サラリーマンになるのはいやだ!と独立を志し、いろいろな事業を試みては失敗を繰り返す主人公は、ある日偶然フェラーリに乗る弓池という成功者に出会います。なぜ自分はいままでうまくいかなかったのか?人生で成功するということはいったいどういうことなのか?など、数々の試練を乗り越えながら弓池から多くを学び取っていく主人公の姿が描かれています。

純粋に考え方に感心しました。
人との出会いの大切さ、人と会うこと・つながることの大切さ、行動を起こすことの大切さを改めて認識しました。
たまたま1/1に古い知人と会って話したところだったのですが、即思い立ち、年明けの行動として1/2からも毎日誰かに会う、または連絡を入れていこうと決めました。
そして毎日旧友や知人に連絡を入れていったのです。

その頃、改めてテーマパークの道を磨いていきたいという思いになっていたこともあり、その年はテーマパーク関連の人脈を広げようと思っている最中のことでした。

毎日LINEやメールを、職種問わず色んな方に入れていきました。
突然連絡が来て相手がどう感じたかはわかりませんが、お互い近況報告をしあえたのは個人的に良い取り組みとなりました。

動き出して10日ほど経った頃、自分から連絡する前にある方から久しぶりのLINEが届きました。

その方が働く有名な外資関連の企業が、間もなくとある業務で公募を始めるとのこと。
英語力がいるが、よかったら受けてみないか?というお誘いでした。

私は胸が躍りました。
テーマパークの人脈を増やす年にしようとの思いとは別に、転職を考え出していたからです。

行動を起こして即座に答えが出たような気がしました。
憧れたことがある企業への道が示されたようで「このチャンスをものにしたい!」そう思いました。

ネット翻訳を使いながら、早速英語の履歴書と職務経歴書を作成しました。
そして人事との面接に挑戦。

でも、英語力が至らないこともあり、残念ながら落ちてしまったのです。

正直凹みましたが、今後の道を開くために背中を押してもらえた出来事だったと捉えました。

その年は転職への挑戦を続けた一年となりました。
結果新しい道を開くことになりますが、何度も凹み、何度も挑戦しながら、自分の生き方を見つめなおすことができた年となりました。

春過ぎ、同僚との会話から、ある施設の採用情報が転職サイトに出ていたと聞きつけました。
早速施設を訪問。
「すごくセンスがよくて、なんて素晴らしい施設なんだ!」
そう思いました。
ただ、転職サイトを見ても募集記事が見当たりませんでした。
仕方ないので、施設を所有する母体(こちらも大手企業)を調べて連絡を入れ、採用の話を聞いたのでぜひ応募したい、そう申し出たのです。
その後施設運営側の人事から連絡があり面接に挑戦。
すごくいい感じで話が進んだと思ったのですが、不採用通知が届きました。
でも、どうしても諦めきれなくて、手紙とプレゼンも含めて思いや自分が何が出来るかを書面にまとめて人事担当者に送りました。
一度落ちたのにまた書類を送る。そんな話は聞いたことがありませんでしたが、恥ずかしいとか言ってる場合ではなく、とにかくやるしかない!そんな思いからの行動でした。
しかし、「やはりご期待にそえません」との返信が。

それから数ヶ月が経ったある日、ふとしたことから近々新しくオープンするエンターテイメント施設のトップマネジメントが、以前からお世話になっている方の元上司であることがわかりました。

私はいてもたってもいられず、その方に連絡を入れました。
「どうしてもその施設で働きたいのです。どうか紹介いただけないでしょうか。」と懇願しました。

するとその方から、「トップマネジメントはもちろん知っているが、実はその下で働く知人の運営部門の責任者から、施設運営をまかせられる人がいれば紹介してくれないかと言われている。本気で思いがあるなら話してみる。」と言われたのです。

「やはり動いてみるものだ。これは本当にチャンスだ!」と思いました。

そして施設のホームページから、複数の職種に応募書類を送りました。

しかし、結果書類すら通らず。。。

真意はわかりませんが、先方の状況により面接すら受けさせていただけない形で終わりました。

その後もいくつか強く興味を持てる他企業の公募に挑戦するも不合格が続きました。

業界ではそこそこのキャリアがありましたが、「自分はビジネス市場では通用しないんだ。。。」と愕然としました。

でもそんな中で自分の今後の生き方を見つめなおすことができました。

そして、「転職は辞めて、独立してずっとやりたかったことに注力してやっていこう」そう思っていた秋頃、懐かしい知り合いから思わず新しいプロジェクト参画へのお誘いの声がかかり、年明け2023年に晴れて独立することができたのです。

本に影響を受けた日から、色々と動いた末の結果でした。

振り返って思うのは、道が開けたのは人とつながることを決意したから、そして精一杯動いたからなのだということ。

すぐに答えは出なくとも、動けば1ミリでも2ミリでも必ず前に進むことができます。

この先もきっと折々で仕事の悩みは出るのでしょうが、諦めない行動力で道を開いていきたいと思います。

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