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Helloweenの「The Best, The Rest, The Rare」

#はじめて買ったCD というお題で書いてみます。

私がはじめて買ったCDはドイツのヘビーメタルバンド Helloween の「The Best, The Rest, The Rare」です。

背伸びしたかった中学二年生の秋に、CDショップで買いました。中学生にありがちな「流行りのJ-POPなんてダセェぜ」という想いを胸に手に取ったこのCD。

洋楽は聴いたことがなかったし、Helloweenも当然知らない。ジャケットの雰囲気だけでいわゆるジャケ買いをしたわけです。

で、聴いてびっくりヘビィメタル。しかもスピーディで疾走感があり、メロディアスな楽曲達。ジャーマンメタルというこのジャンルに衝撃を受け、そしてものすごく気に入りました。一曲目の「I  want  out」から鳥肌モノ。今でも時折聴くぐらい好き(あとこのアルバムには入っていないけど「I  can」も名曲ですよー)。

両親も息子の部屋から突如流れ出したジャーマンメタルにかなり衝撃を受けていたようですが、とくに素行は悪くならず、成績も良かったので不問でした。毎日毎日「I  want out(ここから出たい!)」を繰り返されるのは複雑な気分だったとは思いますが

その後、 Kiss や Bon Jovi などに出会うまでは、ひたすらヘビィメタル、とくにジャーマンメタルにハマって聴き続けていました。同時に邦楽では 安全地帯 にも手を出していたので、ジャーマンメタルと 安全地帯 というよくわからない食い合わせをしていました。安全地帯 はちょうど「あの頃へ」や「ひとりぼっちのエール」をリリースしていた頃です(この二曲とも名曲です)。

考えてみれば中学生の時に聴いたこれらのアーティストや楽曲達は今でも鮮明に覚えていますし、その後もおりにふれ聴きかえしています。また、いまだに王道というかど真ん中で流行っている楽曲を聴くのはワンテンポ遅れるというのは変わっていません。それでも王道も流行歌も随分楽しめるようになりましたけどね。それが成長した証であるようで嬉しくもあり、寂しくもあり。

思春期特有の背伸びはその後の財産ともいえる経験を与えてくれることもあることを考えると、必要な仕組みなんだなと思います。いま思春期の子供達には精一杯背伸びしてみてもらいたいですね。

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