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イーロンマスクの本から学んだスタートアップでプロダクトを開発する心得

イーロンマスクの上下巻を読み終わったので、その際に学んだプロダクト開発の方法やどのような視点で仕事をしているのかを共有します。



どうしたら仕事が早く終わるのか些細な事にも注意を払う

生産時に梱包紙やビニールですら、時間がかかるようなものは最初から省き、些細なことにも注目してどうしたら生産性を高められるのか議論し、効率を高めている。

気が狂いそうな切迫感を持ち仕事をしろ

ムチャなスケジュールを作り、それに向けてリスクを取り仕事をしろ。発表会の予定などを先に入れてしまい、その予定に対してデモやプロダクトの開発を土日でも夜中でも行う。
 

失敗して学べ

イーロンマスクは反復型のアプローチを採用しており、ロケットもエンジンも試作品をさっさと作ると試験して爆破させ、データを取得し分析して改良してまた試験をするという形で完動品にもっていくのだ。さっと作って失敗するを繰り返す。高速でPDCAサイクルを回転させ、プロダクトの精度を磨いていく。「なにが問題なのかをいかに早く突き止め、それを直す。それが大事」。リスクを無くすという設計では何も作れないと考えている。

新しいやり方は試す、失敗覚悟でまずやってみる。
選択肢や候補が複数あり、待つぐらいなら何かを1つに決めて失敗覚悟で突き進む。新しいことをやるのであれば失敗覚悟でプロダクトの開発を進め、新技術やプロダクトの方向性を決めていく。

いろいろなやり方にトライしており、期待した効果が出ないのであれば今までの物を全て破壊し、新しいやり方にチャレンジしている。

マスクは何カ月も分析に費やすより、試して失敗する方がずっといいと考えている。「さっと作れば、さっと結果がわかります。そしたら、さっと修正できるわけです」、 「ほんのわずかでも可能性がありそうならやってみようじゃないか。新しくやってみたことが大胆に過ぎたなと思ったら、元に戻せばいい」
プロダクトの基本な方針は、ぜい肉を徹底的にそぎ落とすスタイル。コスト高なパーツはどんどん低コスト化により収益構造を改革していっている。
 

初期メンバーの重要性

事業化する前にいろんな専門家たちに会い、アドバイスをもらっている。
プロダクトの開発が出来るコアメンバーを集めるという条件をクリアしてから事業化し、事業をスピーディーに加速させ、損益分岐点に素早く辿り着く。
事業速度を見てながら人をさらに増やしてスケールしている。
そして採用では心構えをを重視している。スキルは教えられるが、根性を叩き直すには脳移植が必要だと考えており、気が狂いそうな切迫感を持って仕事をする人と働きたがっている。
 
  

イーロンマスクのアルゴリズム

プロダクトの製造工程は極力減らしてシンプルにする。
彼のアルゴリズムは5つのステップで構成されている。
 
第1戒要件はすべて疑え。
要件には、それを定めた担当者の名前を付すこと。法務部門や部門名しか付していない要件を受理してはならない。必ず、定めた本人の名前を確認しろ。そして、その要件を疑え。担当者がどれほど頭がいい人物であっても、だ。要件は必ず疑え。そしておかしなところを減らせ。
第2戒部品や工程はできる限り減らせ。
あとで元に戻さなければならなくなるかもしれないが、それでもいい。実際のところ、10%以上を元に戻さなければならなくてはならないのなら、それは減らしたらないと言うことだ。
第3戒シンプルに、最適化しろ。
これは第2戒の後にやるべきことだ。そもそもそこにあってはならない部品やプロセスをシンプルにしたり最適化したりしてしまうのはよくあるまちがいだ。
第4戒サイクルタイムを短くしろ。
工程は必ずスピードアップが可能だ。ただし、第1戒から第3戒までが終わった後にやること。
第5戒自動化しろ。
これは最終段階だ。一番の間違いはステップの自動化から始めてしまったことだ。要件はすべて洗い直し、部品や工程を減らせるだけ減らし、バグをつぶし切るまで自動化は待たなければならない。
 

敗北を恐れるな

イーロンマスクは敗北を恐れずにリスクを取るスタイルはゲームをプレイすることにより身に付けている。ゲームをすることで戦略的思考や戦術スキルを磨いており、 負けることになれ感情を排除し大胆にリスクが取れるようになる。
先を見越して動き、ターンごとに最適な手を打ち、時として戦線最小限化の戦力で勝利を掴んでいる。このような感覚はThe Battle of Polytopiaから学んでいる。また、仕事ばかりでなく休むのも大事。 



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