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可視化されたフィードバックを受け入れない選手の末路

こんにちは、守屋です。

とある少年団の練習を見学していて練習が終わった後に子供がコーチに対して、

「コーチ、今日僕の良かったところってどこだった!?」

と聞いたのに対してコーチは、

「相手を抜いてシュートを決めたところが良かった。でも〇〇はもっと上手になれる。だからもっと練習しようね。」

と子供に答えていました。コーチは見たまま、感じたままをそのまま言葉に変換して子供に伝えている印象を受けました。

大人であっても変わらない感覚フィードバック

上司が部下に対して、

「今日は良くできていた思うよ。悪くなかった。でももっと頑張れるんじゃないかな。期待しているよ。」

と言ってきたのに対して部下は、

「具体的にはどの辺がダメで、どの辺が評価ポイントになりましたか?」

と質問すれば上司は、

「それは自分で考えないといけない部分だよ。それが成長となるんだから。」

と言うにとどまりました。

可視化することで、具体的に取り組める

相手が子供であれ大人であっても、まだまだフィードバックするのに自分の「私見」で答えてしまう人は多いのではないでしょうか。

確かに自分の経験から指摘できること、アドバイスできることもあるかも知れません。

ですが、アドバイスを受けた側からすれば一貫性に欠け、万が一コーチ及び上司が変わってしまった場合は基準が変わることになります。

その為にフィードバックというのはデータに基づいた可視化されたものが、広く使われているのが一般的です。

サッカーで可視化されたフィードバックは必須になる

データを駆使して相手チームを分析したり、体調の管理、トレーニングの負荷がどの程度かかっているかなどを調べ管理することは現代サッカーでは主流となっています。

ただ選手自身がどのようなプレーをしており、どんな欠点があるかをデータに基づき可視化し、フィードバックすることはピックアップされにくいです。

自分の欠点や短所をビックデータに基づいて可視化されフィードバックをもらうって、「そんなの自分が一番分かっているわ!」っていう気持ちになりますもんね。

そんなフィードバックの可視化を積極的に行おうと動いている、株式会社アップパフォーマという会社があります。

UP PERFORMA

Eagle EyeはGPSやモーションセンサーを搭載しており、選手の腕などに付けて動きを記録、WiFiでサーバへデータをアップロード。サーバでデータ分析されてスマホで動きが見れるようになるという装置です。

従来はビデオなどで撮影して実時間の5倍ほどかけて動きを分析してフィードバックしていたりしたそうですが、これがあれば、ビデオと合わせて各人の行動やフォーメーションがまるわかり。試合中のイメージとのギャップを埋めて上達につなげることができるというものです。
可視化すると選手が動いていないのがバレるという話もありましたが、意識の高い選手はむしろ向上心の方が強くフィードバックが重要。選手の個性を知ったり、必要なときにだけトップスピードを出して後は休めるようなことを実現したりというためにはデータが重要。

見える化を受け入れない選手は、適切なトレーニングの機会ロスを増やす

そもそも最初に出てきたような感覚フィードバックしかできないコーチや上司は排除されていき、データに基づいた課題を分析し、的確なアドバイスができることが最低条件となっていくことが当たり前となり、


選手や部下も自分の感覚を大事にしようと、可視化されたフィードバックを受け入れなければ適切なトレーニング(または営業のアプローチなど)の機会ロスを生むことになってしまいます。


せっかくデータに基づき自分の欠点や短所、課題を洗い出してくれたにも関わらず、


「いや、俺のことを良くわかっているのは自分自身だ。だからデータが出ても俺は自分流でやるだけだ!」


と全否定してしまえば、課題が分かっているのに見当外れのトレーニングをして必要のない部分に時間を割いてしまうことになります。


データが全てではない。でも、データは答えを導いてくれる優秀なアドバイザー

ビックデータから可視化されたフィードバックをもらったからと言って、出てきた課題全てに取り組む必要はなく、現時点で必要な課題にだけ取り組めば良かったりもします。


ただ経験で判断したり、感覚で伝えてくる指導者や上司よりも優秀なアドバイザーであることは間違いありません。


そんな優秀なアドバイザーを受け入れた選手こそが成長速度を上げ、一流選手へと駆け上がっていくのではないでしょうか。


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