美大受験に悩むあなたへ、美大をお勧めする3つの理由。

現役美大生、しんぐーです。

私は美術系の大学で版画を学んでいます。

版画というと小学校で習った木版画を思い浮かべる方が多いかもしれませんが、

私がしているのは『リトグラフ』という水と油の反発作用を使い、石やアルミ板に版を作る技法です。(イメージが湧きづらいと思うので、私の作品を貼っておきます。)

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結論から言うと、美大受験に悩むなら、受けてみるべきです。

その理由を3つに分けてお話します。

1、わかりやすく伝える技術(デザイン)が学べる

美大生というのは少ないです。進まないことを選択する人が多いです。
つまり希少価値が高いです。
絵が描けるあなたは、『選ばれしもの』です。生まれ持ったセンスはなににも変えられない武器になる可能性があります。
それを生かし、さらにデザインの知識を学べば、多くの人にわかりやすく伝えるすべを獲得できます。
出される意見をまとめ、見やすく解説できるようになります。

人にアピールできる方法を知っていれば、自分の作品をPRすることもさほど難しくはありません。

2、大学でしかできない学びが得られる

私は版画専攻で、リトグラフを選択しています。
(軽くリトグラフの説明をすると、水と油の反発作用を使って絵を描き、版にする技法だ。大きなプレス機を使って制作することが多い。)
設備がないとできないことだらけです。
材料費は高くなり、今後制作を続けることが難しくなる日もそう遠くないかもしれません。
だからこそ、写真の技術やIllustrator、Photoshopを学び、
様々な技術を手に入れることによって将来の幅は広がります。
今後需要が伸びていくであろうVRやAR、映像系のスキルを身につけたり、Web系の知識を取り入れることも大切だと思います。

自分の好きなことだけでは生きていけません。だから、自分の好きなことのなるべく近くで生きるための方法を模索すべきです。

3、芸術は無くならない

今後AIに淘汰されていく仕事が多い中、芸術系は人の感情を動かし行動させる力を持ち、生き残りゆく分野です。もちろん、芸術家として生き残る事は至難の技です。しかし、様々な技術を身につけた上で持っていて損にはなりません。

あなたがもしも生み出すことができる人ならば、やりたいことをやらずに押し込めて生きる事は本当にもったいないです。生み出せる人はそう多くありません。ましてやそれを続けられる人も。やりたいことをやってみるべきです。


退屈な大学生活を送りたくなければ美大に行け!
『大学生は遊べる』『大学生は時間がある』『美大に行くと就職先がない』
私はこのよく聞くだろう意見を否定したいです。
3年生の後期には単位を取り終えて、バイトしかせず、自分の好きでもない分野の勉強をして、講義中に寝て…
楽しいでしょうか。
18歳から22歳という、人生においてとても大切な時期をなんとなく過ごしてしまっていいのしょうか。
誰かが決めた『良い人生』を歩むだけで満足でしょうか。
自分が好きなこと、人生をかけてやりたいことを見つけられる大学生活をしよう。
私自身もはっきりと胸を張って、何かをやり遂げたという自信はありません。
行動と挑戦を続けて、生み出し続ける人生を歩んでいきたいと考えています。

クリエイティヴなあなた、茨の道をゆこう。
多くを学び、挑戦し続ければ、あなたは唯一になれる。



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