こんにちは、おしんと申します。今回は2020年2月14日公開の映画【1917　命をかけた伝令】を見てきた感想を記事にしたいと思います。ネタバレも含みますのでまだご鑑賞されていない方はそちらも含めて読んでいただきたく思います。

１．あらすじ

第一次世界大戦を舞台に描く戦争ドラマとなっております。若いイギリス兵のスコフィールド（通称：スコ）とブレイクの二人が、ブレイクの兄を含めた最前線で戦っている仲間1600人を救うべく上官からの指令を現場まで届けに行くというストーリーである。

その道中は簡単な道のりではなく、開けた荒野や適地の真ん中、様々な困難の中二人の若き兵士が危険を乗り越え仲間の元まで向かうというものです。

この姿を全編ワンカットで描いているのも一つの味噌で、そちらにも触れていければと思います。

２．全編ワンカット撮影

今回この映画の特徴として全編ワンカットで撮影されている。という点があります。映画を見ていただいたらわかるようにシーンが切り替わる。ということはなく、すべて一連の流れで行われています。これがすごい！

劇中に血を流すシーン、そのほか銃弾が飛んでくるシーンなどどのように撮影しているのかが全く予想できませんでした。後半は少し目も慣れ、カメラが誰かの背中で隠れてしまうシーンや、木の裏側をカメラが抜けるシーンんどで何か仕込みをしているのだろう。等撮影側にたって考えても楽しめるような作品となっております。

また、全編ワンカット。ということは役者の方も一つのミスも許されない。ということになります。映画の上映時間は約2時間ほど。これほどまでの時間を集中を切らさず、最高の演技でやり遂げたスコフィールドことジョージ・マッケイさんはすごい人だなと思いました。

３．ネタバレ

初めはスコフィールドの名前があまり出ておらず、ブレイクが物語の中心となるのだと思っていました。しかし、物語中盤でドイツ軍の兵士を助けようとしたブレイクがそのドイツ兵に刺されてしまい、死んでしまうシーンでとても残念な気持ちになりました。最終的には仲間の助けもあり伝令を無事前線まで届けることができましたが、スコフィールドもぼろぼろで、ブレイクも死んでいるという状況もあいまって、なかなか気持ちのいい終わり方ではなかったのかと思いました。この物語は実話に基づき制作されており、実際に生き残ったスコフィールドの証言をもとに作成されているとのことでした。

４．感想

映画を最後まで見た後はかなり寂しい気持ちになりました。映像の方は前述した通り素晴らしいカメラアングル、仕込みの場所、撮影の仕方。とかなり感動しましたが、物語の内容としては実話をもとに作成されていることもあり、友人のブレイクが死にゆくシーンなどはとても心にしみるものがありました。ことらも前述しておりますが、登場する役者の方の演技力が驚くほど高いように感じました。上映時間中集中力を切らさず演じ切る精神力、登場人物の気持ちを汲んだうえでの表情などの演技力、カメラアングルなどの技術力、どれをとっても素晴らしいとても心に残る作品だなと思いました。

５．まとめ
今回も至らぬ文章ではありましたが、最後まで読んでいただきありがとうございました。一緒に感想等お話できればと考えておりますので、映画好きな人はぜひコメントの方お願いいたします