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中小企業、個人事業だからできる戦略。

これからなにか新しいことを始めたい。

でも何をしたらいいかわからない。
もしくは、やりたいことはあるけれども
すでに大人数がやっているからいまさら遅いかも・・・。

そんな悩みがある方に読んでいただきたいです。

今回はランチェスター戦略について。

ビジネス書などでも販売されているのですが、今回はすごくざっくりどんな理論なの?ということを紹介します!

田岡信夫さん(1927〜1984)というコンサルタントによって
「ランチェスター法則」という戦争理論をもとにして考えられた生存戦略です。アメリカで生まれた理論を日本人が日本の為に実用化した戦略。

わかりやすく言えば【アメリカ生まれ日本育ち】ということ笑

そう思うとなんだか親近感がわきませんか?


■ランチェスター戦略は【弱者の戦略】と言われています。大企業や大手ではない中小零細企業、または個人がどのように市場で勝つか。

コロナによる変化でこのような悩みは多いと思いますが、そもそも強者と戦わないということがとても大切です。

★強者の市場

一般層向けの大きな市場・確率論をもとに数多く販売・資本力で勝負!

例:携帯電話キャリア、大手家電メーカー、テレビ局など

小さな会社が真っ向勝負をしたらどうなるか?おそらく勝負にならないでしょう。
歴史も社員数も資本力も知名度もなにもかもが規格外です。

じゃあ勝てないじゃん・・・。

と思うのはまだ早いです。じつは正反対の弱者にもできる、いや、弱者にしかできない・・・それがランチェスター戦略!!

★弱者の市場

ニッチ(狭い分野)の市場、競争の少ない市場、一点集中の局所的な商品

まさに大企業とは正反対の市場を狙うのです。

■例えばハンバーガーを売ろう!としても今から参入したら大手には叶いません。

ランチェスター戦略をもとに、どうやって勝ち残るかをシミュレーションしながら照準を絞っていきましょう!!

①『ハンバーガーは好きだけどカロリーが気になる女子』をターゲットにしよう。全粒粉の小麦粉や野菜メインでお肉少なめのヘルシーハンバーガーを作るぞ!(特定の狭い市場)

②ハンバーガーは配達向きだから厨房だけ用意して、店舗は持たずに配達のみで始めれば、コストが抑えられるし、在庫も少なくて済む。
もしも売上がイマイチだったら販売エリアの変更もすぐにできるぞ(少資本、ゲリラ戦)

③配達員は雇わずにUber eatsにお願いしよう!(人件費削減)

④オフィスビルの多いエリア限定にして、お昼時の混雑を避けたい人をターゲットにしよう!(特定の顧客)

などなど、ざっくりと書いてみたのですがかなり狭い市場を狙えてきています。

★オフィスビル街限定のOLさん向けヘルシー志向ハンバーガー!配達限定で並ぶ時間ゼロ♪ 休憩時間もノンストレス!

キャッチコピーをつけるならこんなところでしょうか。

■大企業には真似できないポイントを狙うのがランチェスター戦略です。

上記の例で言うならば、幅広い層に種類豊富なハンバーガーを販売する大企業が取らない戦略を用いることで市場で生き残る事ができる!ということ。

逆に大企業はなにか始めるにも大人数で、大掛かり。スピード感はあまりないと言えます。

例えるなら、大きな豪華客船と小回りの効くモーターボートのような関係です。

小さな岩場に入っていったり、急旋回したりできる小回りを活かせば十分に戦えるということがイメージ頂けたら幸いです!

★まとめ

コロナによって、社員数が多かったりオフィスが一等地で巨大のため家賃負担が多かったり、大企業には大企業の弱点もあると多くの方が感じたと思います。

中小企業だからこそ出来るのがランチェンスター戦略。自分だけの強みを活かして市場に価値を提供していきましょう!

最後までお読み頂きありがとうございました。

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■(戦略と戦術の違いについての過去の記事はコチラから)


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