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BOOKS─書籍紹介

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建築・都市・まちづくりにまつわる書籍の新刊・近刊を紹介していきます(本記事は雑誌連載コーナー「BOOKS」の転載記事となります).週2回更新予定.また,本アカウント以外の紹介記事… もっと読む
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#庭園

近代造園史【建築資料研究社】

粟野隆 著 B5判/120頁/2,300円+税 あらゆるものは、「歴史化」することを宿命とする。過去を蓄積することで、現在、そして未来へとつながっていくからである。それは「造園」においても同様であり、過去の造園を学ぶことで、未来の造園を開拓することこそ、「歴史方法論」としての造園史学の存在意義である。 本書は、明治維新後の文明開化により西欧の造園思潮を受容し、公園というあらたな造園空間を生み出し、また職能としての造園家、学問としての造園学が成立した「近代」に絞り、重要な

磯崎新と藤森照信の「にわ」建築談義【六耀社】

磯崎新 藤森照信 著 A5判/280頁/3,400円+税 現代建築界の巨匠磯崎新と藤森照信が語る「にわ」と建築の話し 日本庭園、イギリス庭園、イスラムの庭園はじめ、古代祭祀での神が降り立つ空間や磐座、さらにはコルビュジエの空間や近代における庭など、古今東西の「建築」の外にある外部空間について、現代建築界を背負う建築家 磯崎新 と 藤森照信 の二人が、熱く語り合った対談録。自身の「庭」も公開する。 磯崎新と藤森照信が建築を取り巻く「庭」について語る対談集. 建築と密接に