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漆の文化

八幡平市安代地区には漆工芸を学ぶことができる、漆工技術センターがあります。これまで100名近く卒業生を輩出しています。

何で漆を守るのか

どうしてこの地で漆なんだろうという疑問があります。
ここ、安比川の流域(細野地区から二戸市浄法寺)では、古くから漆を利用する生活が営まれ、縄文時代には既に漆が装飾などに利用されていたようです。
そして今では、日本の漆が採れる場所、漆掻き職人が減少し、日本の漆文化を守る人たちが少なくなってきています。
なので、古くから漆の生産に携わってきた私たちが守っていかなければならないと感じています。

それぞれの役割

漆塗りのお椀を作るために、何人もの職人さんが活躍しています。
① 木を切り出す 
② お椀の形を作る木地師(きじし)
③ 塗師
かの柳宗悦は安代の塗りや描かれた模様を見て絶賛しています。
八幡平市博物館では、漆の道具や漆工芸品がたくさん飾られています。

受け継ぐ

先に書きましたが、安代地区には漆工技術センターがあり、県外からたくさんの研修生を受け入れてきました。
今年はなんと、フランスから漆を学びに来ています。
日本の文化は、海外にも轟いているんだな🎵
そして7月8日、9日には漆工技術センターの卒業生の皆さんが、岩手銀行赤レンガ館で作品の展示販売を行いました。この建物と漆工芸がベストマッチですよねー!

漆工技術センター卒業生の展示販売
漆工芸の数々

お椀やお皿に限らず、一輪挿しやペンダント、ボールペンなど様々な素材に漆を施すなど、伝統的な物から工夫を凝らしたものまで、見ているだけでも楽しくなります。

安比塗 漆器工房

八幡平市安代地区の安比塗 漆器工房ではいつでも購入可能です。趣向を凝らした作品もあるので、ぜひ足を運んでください❗


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