カクヨムにて『歴史家たちのポジショントーク:暗君か名君か、矛盾だらけのシャルル七世』を新規投稿しました。
あらすじ:各時代の歴史書に書かれている「フランス王シャルル七世」の評価が乱高下しすぎで面白かったので、歴史家たちのポジショントークの移り変わりをまとめました。
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noteでは紹介を兼ねて、昨日と今日の更新分から一部引用します。
まずは昨日の更新分より、アンリ・マルタンの新しい『フランス史』への反論。
反論の弁は、原文を見ていただくとして。
歴史家の権威を使ったイデオロギー煽動、印象操作について問題提起されている。
著者アンリ・マルタンはどうやら復古王政とシャルル10世を嫌っていて、その煽りで、国難を乗り越えた同名の王「シャルル七世」に偏見を持っているのではないかと指摘されています。
マルタンは政治的な信念のために、歴史家としての矜持を曲げた…と。
それからさっき更新したばかりの最新話から引用。
愛されることが怖い…? いかにも子供時代のトラウマっぽい。
ですが、内なるシャルル七世は、「そういう感傷的な解釈はいらない。単に偏屈なだけだw」と言ってますが、どうでしょうね😂
シャルル七世を評価するにしろ批判するにしろ、両親からの悪影響と、幼少期が悲惨だったことは共通している。人格形成に影響があったことは間違いない。
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続きはカクヨムにて。
★評価や♡イイネをいただけると作品の後押しになります。
よろしくお願いします!
自著の紹介
既刊:デュマ・フィスの未邦訳小説『トリスタン・ル・ルー』
2022年10月21日、シャルル七世即位600周年記念にリリースしました。
Kindle版(電子書籍)とペーパーバック版があります。
新刊:『十九世紀の異端科学者はかく語る』
ジョン・ラボック著『The Pleasures of Life』第一部を翻訳・書籍化しました。訳者・序文で「ダーウィンとラボックの師弟関係」を書き下ろし。
web小説『7番目のシャルル』シリーズ
シャルル七世が主人公の小説(少年期編/青年期編)連載中。