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27. 【読書編】『フランス人は10着しか服を持たない』 〜たくさんのモノに囲まれた生活は幸せですか?〜①

Bonjour à tous!

今回はいつもと違ってフランス語のあいさつから入ってみました。

というのも、今回は僕の考え方を変えてくれた1冊(少し大袈裟かな?)の本を紹介しようと思います。

・ブックオフでの巡り逢い

フランス人は10着しか服を持たない〜パリで学んだ”暮らしの質”を高める秘訣〜』
です。

9年前に日本語訳版が発売され話題になり、かなりの部数を売り上げたそうです。
当時この本に興味を持っていなかった僕もタイトルだけは知っていました。

基本的にこういったキャッチーなタイトルはあまり好きではなく、中身が伴っていないという勝手な印象があったので当時は買うどころかちらっとも読んでいませんでした。

しかし4年ほど前にブックオフで本を漁っていた際、この本が100円セールのカゴに入っているのを見つけました。
その頃の僕は社会人になったばかりで、海外に行きたい欲求と長期休暇の海外旅行のあまりの値段の高さに板挟みにされて悶々としてた頃でした。笑

なので、この本が特に魅力を持っていたというわけではなく、とにかく海外の情報に触れたかったという程度でこの本を手に取りました。

しかしこれが読み始めるととても興味深く、自分の生活を改めようという良い機会になったので今でもこの本は大切に持っています。
最近、部屋を大掃除した時にこの本を思い出したので、ここで皆さんにも紹介したいと思います。

・ヨーロッパのシックな生活

この本はアメリカ生まれの筆者がパリにホームステイした際にフランス人貴族の、通称マダム・シックから学んだシンプルな生き方を綴ったエッセイです。

間食はせず、食事を存分に楽しむ。上質な物を少しだけ持ち、大切に使う。日常のなかに、ささやかな喜びを見つける。典型的なカリフォルニアガールだった著者は、フランスの貴族の家にホームステイすることになる。その家を取り仕切るマダム・シックから学んだ、毎日を“特別な日”のように生きること。

https://bit.ly/3NBZvJt

シックとはフランス語で「洒落ていて、気が利いている様」を表す言葉です。

フランス人の「いい物を大切に長く使う」という文化を筆者が実際に体験した驚きと感動と共に伝えてくれるので、とても感情移入しやすい本でした。

・オヤツ、ダメ、ゼッタイ

この本はまず、間食についての話から始まります。
アメリカ育ちの筆者はよく間食を食べていたのですが、マダム・シックは一切間食をとりません。
毎日朝ごはんをしっかり食べ、働き、お昼ご飯を食べ、体を動かし、夜ご飯を食べる。
要は規則正しい生活をしましょうということなのですが、この本は全体を通してフランス人ならではの美への哲学が感じられます。

-食べ歩きはだらしなく見えるからやめましょう
-オードブルから自分の皿に盛り付ける時にもきれいな盛り付けにこだわりましょう
など日常生活でちょっと意識するだけでシンプルかつシックな生活を送ろうねという、マダム・シックのこだわりが読み取れます。

食べ歩きをしてしまっているという人も、ビュッフェの時にドカドカとお皿に盛り付けてしまっている人も多いのではないかと思うのですが、日常の些細なところから意識していくだけで少しずつシックな生活が身に付いてくるのではないかなと思います。
僕もこの記事を書きながら、改めて気をつけようと思いました。笑

次回はいよいよ、10着しか服を持たないということの本質、そしてマダム・シックの素敵な生活のエッセンスはなんなのかをお伝えしたいと思います。
気になる方は是非本を手にとってみてくださいね!
ブックオフでは今も安く売っていると思いますので笑

ではまた次回
À la prochaine!

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