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忍者は国際交流に強いっぽい

最近誕生日を迎え、こんな年齢にもなって忍者忍者言うてる自分は果たして大丈夫なのかについて少し考えてみたところ、「まぁこんな人生もええやないか」という結論に至った嵩丸です。こんにちは。

サムネの写真は甲賀流リアル忍者館の壁面に描かれた巨大忍者です。遠くからでも目立つので、甲賀来たときはコレを目印に来てくださいね!


さて、突然ですが滋賀県には世界に3つの姉妹都市があります。

・ミシガン州(アメリカ)
・リオ・グランデ・ド・スール州(ブラジル)
・湖南省(中国)

いつもは各国との交流事業として、毎年使節団がお互いに派遣されて文化交流などをしているらしいのですが、コロナ禍になってから移動がができなくなってしまったため、オンラインでの交流に切り替えているそうです。

そのことから、最近はオンラインで甲賀流リアル忍者館や甲賀忍者についての話をして欲しいという依頼が増えておりまして、この3ヶ月で3回ほど対応させていただきました。

この辺の活動について感じたことや忍者の可能性について書き残しておきたいと思います。

中国・湖南省との国際交流

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4月に中国の湖南省とのオンライン交流で、忍者の話をしました。

中国版のzoomみたいなやつで30分くらいで甲賀流リアル忍者館の説明をして、その後質疑応答タイムという流れです。

参加者のみなさん日本語がお上手で、僕の日本語での説明も全部ご理解されてて素直に凄かった…!

比較的アジアの国は日文化が近いので、「忍者なんてそんなに興味ねーだろなー」と思っていたのですが、そこは大間違い…質疑応答タイムでは忍者にも興味津々で、予定時間を大幅にオーバーするなど、大変な盛り上がりを見せました!

「あなたはどうやって忍者になったのか?」とか「どうやったら忍者になれるのか?」とか、様々な質問が飛び交いました。たぶん僕のことを本当の忍者だと思ってるみたいです。

「今も忍者はいるのですか?」と聞かれたので、「忍者は今も生きていて、おそらくあなたたちの国にも侵入してるでしょう…」と言ったら、中国の方々は笑ってましたが、県庁の方達がどよめいていました。国際問題に発展しないことを祈ります。。

こういう忍者Q&Aは、夢を壊さず、でも嘘も教えず、瞬時に難しい言葉を使わずにわかりやすく説明しなければなりません。これが結構いい頭のトレーニングになるので、すごく楽しいんですよね。わかりやすく面白かったと好評でした!

アメリカ・ミシガン州との国際交流

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こういうのは県庁の中で広まるものなのか、滋賀県庁の別の方から、「次はミシガン州をやって欲しい」と連絡が来ました。みなさん担当事業がなかなかできなくて大変ですよね。。

アメリカとは時差があるので、今回はリアル忍者館の案内動画を撮っておいて、それを見てもらった後に、今度夏頃に中継で質問大会をやるようです。

日本・ミシガン交流センター所長さんがカメラマン兼通訳をしてくださったのですが、どこからどう見ても厚切りジェイソンに似ています。色々説明してる中で「Why Japanese Ninja!?」って言ってくれるかな?と期待しておりましたが、ついに言ってはくれませんでした。当たり前です。

でも非常に興味津々に色々と質問してくださるだけでなく、結構最近の忍者の通説にも詳しくて、下手すれば日本人よりも忍者にお詳しい方でしたね。日本の忍者知識ももっと底上げをしていかねばですな…

夏頃にやる質問大会が楽しみです!

南太平洋の学生達との国際交流

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先週は外務省の案件で、南太平洋の各国の学生達が将来日本に訪れるにあたっての事前研修として、オンラインにて日本の文化や環境などを学ぶという機会があり、その際の忍者文化の紹介を頼まれました。

伝統文化のセッションの中でテーマとしては伝統文化としての忍者の紹介だったのですが、滋賀県の彦根城・比叡山延暦寺の紹介の後が自分のパートで滋賀県内の名だたる観光地の後に大トリとして話さねばならぬわけですから、責任重大です。

フィジーやコロンビアなどの学生さん達が参加してくださっていたのですが、その辺でもNARUTOは流通されているらしいので、歴史はさらっと紹介して、あとはNARUTOにも出てくる苦無とか印の説明をしました。

最初に奇声を発しながら九字を唱え、「みんなで一緒に九字を唱えよう!」とやったのですが、みんな半笑いながらも一緒にやってくれて、最後は大爆笑で終えることができました。

いやー自分は動けない忍者ですが、コメディアン忍者としては世界でも通用するかもしれません(笑)これからも挙動のおかしな忍者として頑張りたいと思います!

忍者って海外にやっぱりわかりやすい

世界の忍者の認知度は98%と言われていますが、やっぱり世界中の人々が忍者の事は知っていて、忍者が出てくるってだけでわくわくした目をしていますし、興味津々でいろいろと質問をしてくるのがわかりました。

それもこれも優秀なフィクションの忍者コンテンツが海を越えて世界中の人の元に届いているからであり、改めてこんなに恵まれたコンテンツはないよな~と感じます。多分FUJISANは知らなくてもNINJAは知っている人の方が多いでしょう。ニンジャは日本を代表する文化であることは間違いないと思うんですよね。

もちろんリアルな歴史の忍者とはかけ離れた認識の方が大半ですが、たぶんこういう場で歴史の話を延々としてもつまらないはず。ちょっとフランクな面白おかしい忍者がいるというインパクトさえ持ってくれれば、いつか日本に行こうとしたときに「えーと、前にあの変な面白い忍者が板のどこだっけ・・・?あ、そうだ甲賀だ甲賀!」と、少しの人でもなってくれればいいなと思います。

そうして甲賀に来てくれた時に、これでもかっていうリアルな忍者を浴びせまくる。こうやって、世界中の人に薄い忍者から濃い忍者まで、あらゆる忍者を感じていただけたら嬉しいですね。そんな仕組みを創り上げたい!がんばろう!(あと英語もやっぱりやらないと・・・)

最後まで御読み頂き忝く存じ奉り候。 忍者のことしか書いてなくてすみませぬ。 更に忍者の詳しい情報はこちらでどうぞ〜 https://ninjack.jp