嵩丸(たかまる)

大手IT企業を辞めて三重大学院の忍者・忍術学コースを修了し「Master of Nin…

嵩丸(たかまる)

大手IT企業を辞めて三重大学院の忍者・忍術学コースを修了し「Master of Ninja」に。全国の忍者を盛り上げる団体職員と甲賀市地域おこし協力隊の二足のわらじを歩んでいます。あと忍者専門メディアやYouTubeなども運営しています!

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地域おこし協力隊2年目が終了しました

2021年7月に最後にnoteを更新してから早1年9ヶ月が経過してしまいました。3日坊主忍者の嵩丸でございます!皆の衆、お元気でござりましょうか? 最近は動画や音声での発信が中心となり、もはやテキストで何かを表現するのは論文か寄稿記事・書籍のみになってしまいました。昔はNinjackという忍者情報サイトで毎日のように忍者記事を書いていたのに、今は動画や音声の時代となり、時代の流れというのは早いですね。 流れが早いと言えば、実はもう甲賀市の地域おこし協力隊になって、今日で2

    • 甲賀に来て良かったと思える瞬間

      最近毛生え薬を飲み始めたので、たぶんここから昔のハゲてないカッコいい嵩丸へと戻っていくであろうことを確信している嵩丸です。チャオ! 甲賀に移住してもう3か月というべきか、まだ3か月というべきか。相変わらず忙しくさせていただいておりますが、だんだんとペースも掴めてきてやりたいことが少しずつやれるようになってきました。 それはなんといってもYouTubeでやる本格的な忍術実験!忍者の聖地で、伝書に則って行う忍術実験は、何モノにも変え難い最高の体験であります。 今日はその辺に

      • 忍者は国際交流に強いっぽい

        最近誕生日を迎え、こんな年齢にもなって忍者忍者言うてる自分は果たして大丈夫なのかについて少し考えてみたところ、「まぁこんな人生もええやないか」という結論に至った嵩丸です。こんにちは。 サムネの写真は甲賀流リアル忍者館の壁面に描かれた巨大忍者です。遠くからでも目立つので、甲賀来たときはコレを目印に来てくださいね! さて、突然ですが滋賀県には世界に3つの姉妹都市があります。 ・ミシガン州(アメリカ) ・リオ・グランデ・ド・スール州(ブラジル) ・湖南省(中国) いつもは各

        • NHKに出た時の市からの応援がやばい

          なんだか最近メディアでの取材とか甲賀忍者の話を聞かせて欲しいという依頼が多くなってきて、もはやローカルタレントみたいになっている嵩丸(たかまる)です。 地域おこし協力隊になると取材が増えると聞いてはいましたが、こんなに来るもんなんですね〜! noteも月2回更新のつもりでしたが、なかなか一つ一つのできごとを深く掘り下げられないので、時間がある時はちょこちょこ印象に残った活動報告を書いていこうと思います。 今日はこの前のNHK大津「おうみ630」の出演のことについてまとめ

        地域おこし協力隊2年目が終了しました

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        • 「甲賀市地域おこし協力隊」活動日記
          嵩丸(たかまる)

        記事

          6/3(木)18:30~ NHK大津のニュース番組(生放送)に出演するでござる

          早いものでもう6月でございますね。 毎日自転車で田んぼ道の中を通勤するのですが、虫が目やら鼻やら口の中に突進してくるので、忍者装束にグラサンをかけて疾走する怪しい人物に成り下がっている嵩丸です。 まずは宣伝ですが、明後日6/3(木)18:30~ NHK大津「おうみ発630」に生放送で出演させていただくことになりました!! 甲賀市の地域おこし協力隊として市から忍者に関する地域振興を委嘱された自称「忍者オタク」の福島嵩仁さんに忍者観光の可能性などについて伺う だそうです。

          6/3(木)18:30~ NHK大津のニュース番組(生放送)に出演するでござる

          地域イベントの申込方法に往復ハガキは必要なのか?

          5月も半分が過ぎて、だんだんとペースがつかめてきてきた嵩丸です。 色々と滞ってたものも5月中には片付けられそうなので、6月からはガンガン情報発信などの自主提案活動を攻めていきたいところですね! ということで、地域おこし協力忍の活動記録noteの巻、行くでござる! なかなか厳しいゴールデンウィーク 5月の最初はゴールデンウイークだったわけですが、基本的に全部出勤でした。 これまでずっとGWは休みの業界だったので、こんなにも恩恵が受けられない黄金週間は初めて・・・でも、こ

          地域イベントの申込方法に往復ハガキは必要なのか?

          任期中の合言葉は「甲賀古士の想いを遂げる」

          地域おこし協力忍になって1か月が過ぎました。いろいろやったことや印象に残ったことを書いていこうかな~と思います。 通勤電車がなくなったことの弊害体感として、この1か月はめちゃめちゃ長かった気がします。。仕事の時間が甲賀と東京併せて倍になっているので、1日の活動時間が長い&余暇が全くないからなんでしょうな~。東京の時は会社と家の通勤で切替ができたけど、今はほっとする時間がなかなか捻出できません。まぁだいぶペースはつかめてきたので、もうすぐ慣れるかなと思います。 でもやっぱり

          任期中の合言葉は「甲賀古士の想いを遂げる」

          地域おこし協力忍としてやるべきこととやりたいこと

          甲賀市の地域おこし協力隊になって2週間が経ちました。もう忍者としてやってるので、「地域おこし協力忍」と勝手に名乗ってやろうと思います(笑) 「地方移住」という響きは、自然豊かな田園風景広がる田舎で、ゆったりたっぷりの〜んびりと暮らしていくイメージが湧きがちですよね。 僕もそんな感じかなと思ってはいたんですが… なんかめっちゃ忙しいです!笑 これまでの仕事や原稿や論文、動画編集の依頼が溜まってる中、新しい環境でたくさんのお仕事が降って来るだけでなく、地元への挨拶や取材対

          地域おこし協力忍としてやるべきこととやりたいこと

          甲賀市の地域おこし協力隊になりました!

          本日、甲賀市長より委嘱を受けて、甲賀市の「地域おこし協力隊」になりました。 地域おこし協力隊とは、総務省の地方創生にかかる制度で、地方への定住を促進する制度です。もう10年以上続いていて、5,500人以上の方がこれまで各地で活躍しているという、息の長い人気のある制度なのです。 最長3年で給料や活動費をもらいながら、地域に溶け込んでその地域の課題を解決するお手伝いをし、任期終了後はその地域に定住しようぜ!というこの制度。数いる隊員の中で、忍者の地域おこし協力隊は史上初かもし

          甲賀市の地域おこし協力隊になりました!

          コロナで現代忍者界はどうなるのか…?何をしたらいいのか考えてみる①(忍者教室編)

          緊急事態宣言が5月いっぱいまで延長となってしまいました。2020年に入ったときはまさかこんな事になるなんて思ってもいませんでしたよね…。 もう2月下旬頃から思うような活動はできなくなり、観光や教室、ショーやテーマパークなどのリアル中心の忍者界は、どこも営業ができず多大な影響を受けています。とっても悔しひ。 自分は企画・事務やネット系の仕事のため、在宅勤務でできる仕事が今はたんまりあるのですが、この先どうなるかわかったものではありません。 エンタメや旅行業界全般がそうです

          コロナで現代忍者界はどうなるのか…?何をしたらいいのか考えてみる①(忍者教室編)

          届いた矢文が火矢だったの巻

          前回のnoteを書いた翌日、文中で言及した棒手裏剣教室にお越しになっていた女の子のお母さんから、Ninjackの問い合わせフォーム(矢文フォームと呼んでいます)宛にメールが来ていました。 その矢文には、こんなことが書いてありました。 ・娘が忍者に興味を持って「忍者が見たい」と言い出し、イベントやスポットを探していた時に出会ったのがNinjackだったこと ・Ninjackのサイトがなければ、娘は忍者に「なりたい」と言うまでにはならなかったであろうこと ・Ninjackさん

          届いた矢文が火矢だったの巻

          純粋な忍たま達に大事なことを思い出させてもらうの巻

          忍者を仕事にして、忍者を研究して、忍者の友だちがたくさんいて、忍者に触れて触れて触れまくっている日常を、かれこれ1年半くらい続けています。 純粋に忍者の真実に近づきたい、忍者を色んな人に楽しんでもらいたいと思って行動している人生なので、研究やプライベートの面で繋がっている人達と触れているととても勉強になるし楽しいです。 一方、仕事の方では政治とかお金とか名誉とか、別の目的に忍者を利用しようとする人達に少なからず相対しなければならないことが多い日常だったりします。その思惑に

          純粋な忍たま達に大事なことを思い出させてもらうの巻

          Ninjack再始動!~Ninjaをアーカイブすることの重要性~

          忍者を表現しないと生きていられない身体に・・・こんにちは、Ninjack編集忍の嵩丸です。 2015年から個人の趣味で始めた総合忍者メディア「Ninjack」ですが、この一年間、とある事情があってほとんど更新することができませんでした。忙しさ的な意味ではなく、権利的な関係で…。 前の会社でもかなり忙しかったですが、その合間を縫って全国を飛び回ってたくさんの忍者を紹介したり、自分の忍者に対する想いを語ったりする場所として、彼女を作るよりも(!)ドはまりしてしまうような存在で

          Ninjack再始動!~Ninjaをアーカイブすることの重要性~

          忍者の現代(いま)はビッグウェーブそのもの

          以前のコラムに書いた通り、忍者はフィクションによって現代までその存在を伝えてきました。この功績は大変大きく、僕たちに夢を与える存在として、忍者はずっと生き延びてきたのです。 そんな状況がずっと続く中、ここ数年で忍者に関する新しい動きが出てきました。 それは「忍者を学問する」という動き。 今ではメディアに引っ張りだこの磯田道史先生や、三重大学の山田雄司先生をはじめとした教授陣により、忍者を歴史学や文学、その他のあらゆる観点の学問から追求していこうとする取り組みが数年前から

          忍者の現代(いま)はビッグウェーブそのもの

          現代忍者界のニンジャプレイヤーを分類してみた

          忍者を取り巻く世界を「忍者界」と呼んでいるのですが、忍者界は様々な種類のプレイヤーで構成されています。彼らのことを「ニンジャプレイヤー」と呼んでみることにしますが、僕は忍者とは何かを追求するために、数年前からあらゆるニンジャプレイヤーに会いに行ったりインタビューしたりを続けてきました。ニンジャプレイヤーのカテゴリがだんだんわかってきましたので、ココで一回整理したいと思います。 ニンジャプレイヤーをカテゴライズすると、以下の忍者達に分かれるのではないかと考えています。

          現代忍者界のニンジャプレイヤーを分類してみた

          忍者は世の大半の人にどのように認識されているのか

          僕はもっともっと日本の伝統文化である「忍者」を、人々にとって何らかの価値あるものにしていきたいと思ってきました。その思いを行動に起こしたく、前の会社を退職して、大学院に通う傍ら忍者普及を目的とする団体の職員として働いています。数ヵ月が経って数々のプロジェクトを推し進めていますが、やはり忍者を日常に持っていくまでには道のりは長く、「まだまだだな〜」というのが現状の所感です。 みんな嫌いではないのにもう一歩奥までには行こうとしないというか...。忍者にはミッキーと同じくらいの存

          忍者は世の大半の人にどのように認識されているのか