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【珍曲?紹介】「なくした小銭への怒り」ベートーヴェン

言い得て妙?勝手に付けられたタイトルが有名に

面白いタイトルですよね。この曲の正式名称は「ロンド・ア・カプリッチョ ト長調 OP.129」

作品番号(OP.のこと。第九は125番)が大分後のものですが作曲されたのは1795年。出版年が1828年ですので発表されたのはベートーヴェンの死後です(1827年に本人は亡くなってます)。

この曲、若い頃に作曲して完成前に放置されていたのが、死後何者かによって補筆されて出版されたという由来を持ってます(おそらく出版人のディアベッリによるものというのが定説)。

小銭をなくした怒り、どんな曲なんでしょうか?早速聴いてみましょう。

普通に良い曲じゃないですか?というか、どこが「怒り」なのか(笑)

実は金銭感覚に優れていたベートーヴェン

貧困のイメージが強いベートーヴェンですが、実はビジネスの才覚に長けており、貧困どころかかなりの財産を築いていたことがわかっています。

彼が亡くなった際、親類縁者が集まって遺産を調べてみると全員が仰天。当時のお金で1万グルテンものお金を残していたことが発覚。当時、一般的な宮廷音楽家の月給が60グルテンだったことを考えると相当な額だったということがわかります。

母親を早くに亡くし、父親は酒飲みで弟たちの面倒も見なければならなかった若き楽聖はお金にはかなり細かったと伝えられています(一方で、身なりには無頓着。部屋はかなり乱雑だったとも)。

面白い話がありまして、交響曲第九番の初演の際に彼が最初に気にしたことは曲の評判や出来栄えではなく、収支がどうなったかということでした。
この話、現代の音楽家にはどのようにして聞こえるのでしょうか。個人的にはこの感覚は絶対に必要なものと言えると思います。

他にもこのあたりの話は面白いものがあるのですが、また改めて。
「なくした小銭への怒り」という題はベートーヴェンの性格を考えるとあながち間違ってはいないのかなと(笑)その情景が目に浮かんでくるようです(笑)

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