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「ニキータ」サイコウ

さいとう・たかを先生がお亡くなりになりましたね。

某コミュニティサイトでもゴルゴ愛の話が花開いております。

そして、わたしがいまあるのはゴルゴ13のおかげです。

ゴルゴで冷血人間の国・ソ連に興味をもち
ゴルゴにロシア人の血が流れている可能性を知り
わたしのゴルゴをつくろうと、ロシア人と結婚したのですが
でてきたのは女の子でした。

それならと、ニキータにしようと思ったのですが、
子が親の思う通りにならないのは世の常で
ふつうに真面目に育って、ふつうに真面目な社会人になりました。

映画「ニキータ」

を観たのはロシア人と一緒になる前で、「ニキータ」がロシアの男性名ということを知りませんでした。

フランスはロシアから多くの貴族が亡命し、
またその後もロシア人がよく流入しているようなので
フランスでは「ニキータといえば男の名前」が当たり前で
だから、映画の冒頭で「名前は?」と訊かれて「ニキータ」と答えると
「ふざけるな!」と怒鳴られていたのだと
そういう背景を知っていれば合点がいくのですが
多くの日本人にはよくわからないシーンだったのではないでしょうか。

「いぇ~い ロシア人の名前を知ったから背景わかるようになった♪」
と長年思っていたのですが、さいとう・たかを先生逝去で
「そういや、娘を『ニキータ』にしたかったんだよなあ」
と思い出し、ほんで得意の芋づる思考で
「そういや、ニキータっていやあ、世界的に有名なのは
ニキータ・フルシチョフよね。

そういう、西欧のロシアへの恐怖感もこめた名前だったのだろうか?あの映画での名づけは」
などと考えだしたのですが、穿ち過ぎでしょうか。

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