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『共感』の時代に、どう生きるか。

 皆さんは、小さなスマホの画面にどんなアプリを表示させているだろうか。
きっと多くの人が様々なソーシャルメディアをダウンロードしていることと思う。

最近ではゲームは減少気味で、Live配信やLive販売といった類のソーシャルメディアが若者を中心に人気を博している。

つい先日「LINE LIVE」をふと見てみるとタレントでもインフルエンサーでもない人で数百いいねを集める程、人気を集めているチャンネルがあった。ユーザーは彼らに何故惹かれるのか?少し気になったので、何人かの配信を見ているとあることに気が付いた。

元々影響力のある芸能人であれば、誰が言ってるかということに意味があり、何を言ってるかはさほど重要ではない。それに対して、そうじゃない人は、もちろんそう簡単に人気者にはなれないだろう。

そこで重要になるのが、『共感』である。

 きっと発信している内容に対して、ユーザーが「そうそう、そうだよね!」とか「わかるわかる!」といったいわばユーザーが頭の片隅に置きっぱなしになっていたことを代弁してくれる存在になることが重要なのだろう。ということ。

そして誰もが思うことではなく、ニッチで一定の人にしか受け入れられないようなことを表現している方が人気になっているように思う。

それはまあ前々からわかっていたことであり、言われればそうだよねと納得するだろう。ただその人なりのそれぞれ違った『共感』領域を生み出すメカニズム、そして芸能人でもない赤の他人に『共感』し、ファン化がすることに興味が沸いた。

もしかしたら本人たちはそこまで考えておらず、時間があり楽しいからやってたまたま人気になった人もいるのかもしれない。(見ている側も然り)ただ、そのためにはやはり一定の方に届く『共感』する部分がきっとあるのだろうし、それを意識しているかどうかは置いておいて、ソーシャルメディアの特性を上手く引き出せている人が人気になっているのだろう。

 一方で見ている側は、赤の他人が発信するこれまで経験してきたことや、培ってきた価値観に触れては、『共感』する。そして果たして、人々はその『共感』をした先に何を求めているのだろう。

いまの若年層はテレビも見ない、本も読まないとされ、小さなスマホの中に自分なりの拠り所・居場所を探しているかのようで、非常に面白い時代だと思う。

人々からの『共感』を得ていく時代に、皆さんならどう生きていくのだろうか?

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