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走ることについて語ってみたい

2020年、上海ディズニーランドでディズニーマラソンが開催されたら、絶対にエントリーしようと思っていました。

ずっと行きたくて、まだ行けずじまいの上海ディズニーランド。そこを走るイベントに参加できるなんて、緩いランニングを趣味と公言している私には打ってつけのイベント。2019年はエントリーしそびれてしまったので、2020年こそはと開催を待ち侘びていました。

でも、今年はそれどころではなくなってしまいました。

日本国内のマラソン大会は少しずつ開催され始めていますが、海外の大会への参加はまだまだ先になりそうですね。

走る習慣

さて、私が走ることを始めて、5年ほどになるでしょうか。

もともと運動は得意な方ではなく、ただ運動不足解消のために、ジムに行ったりヨガに行ったり、加圧トレーニングをしたり。そんな生活をしていた私が、東京で仕事をするようになってから、ランニングを運動習慣とするようになりました。

習慣と言っても、1回に走る距離は5キロ程度。頻度も週1、2回走れれば良い方です。そして走るモチベーションを維持するために、たまに5〜10キロ程度のマラソン大会に参加するような、気楽な運動習慣です。

ジムでランニングマシンで走るのとは違い、外で天気の良い日に風を感じながら、緑を眺めながら走ると、やっぱり気持ちが良い。私の東京でのランニングデビューの場所は皇居。皇居ランナーを気取って走ることで、都民の仲間入りを果たした感じがして嬉しかったことを覚えています。基本は皇居、次第にランの大会等を通してお台場、有明、豊洲、駒沢公園、葛西臨海公園等、少しずつ足を延ばす場所が増えていきました。

走る距離に比例するもの

昔、元サッカー選手の中田英寿氏がこんなことを言っていたのを本か何かで読んだことがあります。

その国のことをどのくらい知ることができるかは、歩いた距離に比例する。

これを読んだ時、深く共感しました。私も旅先では、歩いて移動するのが好きだからです。単に若い頃は、交通費がもったいないであるとか、タクシーに乗ったらぼったくられそうだからとか、そういう理由もあった気がしますが。

その街、土地の景色、風、匂い、音を肌で感じながら、自分の足で歩くことは、そこに暮らす人になったような気にさせてくれます。だから、歩くのが好きです。

そこで、考えてみます。歩く距離が、その場所を知ることに比例するのであれば、その土地を走る事はどうでしょうか。

私は東京で走ることを始め、都会のビルや、ビルの合間の緑、時に海沿い、たくさんの新しい景色を横目に駆け抜け、様々な年齢のランナーたちとすれ違い、その姿に元気をもらってきました。そして走れば走るほど、東京を好きになりました。

その土地をどれくらい好きになれるかは、走る距離に比例する。

私には、この言葉が当てはまりそうです。

大きなマラソン大会や、有名なランニングコースでなくたって、十分です。

昔、旅行の乗り継ぎ地であったフィンランドに滞在した時、ランニングシューズを持って行き、普通の道をただ走ったことを思い出します。短い距離であってもその経験は、私の旅のハイライトの一つとなり、フィンランドへの好きの気持ちを高めてくれました。

また、いつか旅先でそれができる日が来るといいな。

訪れた土地を、もっともっと好きになれるように。


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