わが国の複数公用語化はいかがなものかー外国人在住者への日本語教育と日本の国際化ー
7月23日付日経で「公用語は日本語だけ? 外国人1割超の時代に」という覧具雄人氏の署名記事が掲載された。
この記事の論調は、「日本に住む外国人が増えて、日本の言語・文化に馴染めないという状況が多発している。従って日本語だけを公用語とする社会を考え直すべきだ」というものだ。
この筆者は、あたかも世界の多くの国で第二、第三の言語を公用語にすることが検討されているかのごとく論を進めている。他方で、「移民増加に伴う社会的問題の増加が懸念されるから、日本語を学べる制度の充実や、相手の言