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【仕事術】「決める」と「決まる」の大きな違い

仕事のコツを掴んで、要領よく仕事を回せるようになった頃。
または、組織内の業務分掌を把握し、意思決定の流れがよく見えてきた頃。
もしくは、後輩の指導はしているけど、まだ部下を持つには至らない頃。

そんな、新人を卒業して「中堅」と呼ばれるような時期に、中堅としての実力を測ることのできる1つの「物差し」があります。

決める」と「決まる」です。

「上が決めてくれないと困るんだよねー」

こんな言葉を口にする人は、まず仕事ができません。
なぜだか、わかりますか?

組織には意思決定をする人が沢山います。
数人のチームリーダーから、従業員を何万人も抱える会社のトップまで。
抱える規模は違っても、進むべき道に幾つかの選択肢が発生した時、意思決定を求められることは変わりません。

そして、彼らの誰もが「幾つかの判断材料」を元に意思決定を下します。

意思決定の質は判断材料の質が大きく左右する

判断を下す者の能力が不要とまでは言いませんが、判断材料の質に比べれば大した意味を持ちません。
バカでも判断できるような、わかりやすい判断材料が揃っていれば、文字通りバカでも正しい答えを選択できるからです。

つまり、「上が決めてくれないと困るんだよねー」と言っている人は、上がすんなり決められるような判断材料を出せていない人であり、おそらく、そのことすら気がついていないでしょう。だって、気がついていたら、判断材料を得るために奔走しているはずですから。だから、仕事ができない人、なのです。

反対に、仕事ができる人ほど、有効な判断材料を用意します。
結果、周囲の同意も得やすく、意思決定もスムーズです。
だから、立場を使って無理やり「決めよう」とする必要はありません。
自然と「決まる」流れができてしまうからです。

これが「決る」と「決る」の差です。

言葉の上ではたった1文字だけの違いですが、そこには大きな実力差が潜んでいるのです。
あなたは、どちらの言葉を使っていますか?

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