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読書記録『これが生活なのかしらん』

小原晩さんという方が書いたエッセイ『これが生活なのかしらん』を読みました。


小原さんという方、知らなかったのですが佐久間さんYou Tubeでダウ90000の蓮見さんが推してて知りました。




小原さんの子供の頃から今に至るまでの随所のエピソードを、「ひとり暮らし」「実家暮らし」「三人暮らし」「寮暮らし」「ふたり暮らし」というライフステージごとの章にくくって綴っています。

↑この○○暮らしのくくりで分けるのがおしゃれ。今度パクろう。




特に大きな事件が起きるわけでも尖ったエピソードがあるわけでもなく、日々感じたことや出来事を淡々と綴っています。

淡々としつつもおしゃれでどこか引き込まれる。そして文体で面白く仕上がっている。どことなくエモい。


「特に何もないエピソードをエモく面白く仕上げる」というのは技術ですね。見習いたいです。

自分は「特に何もないエピソードを何もなく文章にする」までは習得していますが。いやそれは誰でもできる。


日々の生活はそれほどドラマチックじゃなかったり、プチ不幸があったり、全然エモくなかったりしますが、まあこれが生活なのかしらん!って思える一冊です。


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