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漫画記録「葬送のフリーレン 」1〜12巻①

知人に猛烈におすすめされまして漫画『葬送のフリーレン』を最新刊まで読みました。


王道の冒険ストーリー(ドラクエのようなど真ん中なRPG風の世界観)で、主人公は魔法使いのエルフ・フリーレン。

王道な世界観の中で一つだけ他作品と違うのが、主人公フリーレンは「勇者達と共に魔王を倒す冒険」というものを既に数十年前に経験している。エルフ族は寿命が1000年くらいあり、人間よりも遥かに長生きします。

勇者ヒンメル、僧侶ハイター、戦士アイゼンと共に冒険の末、魔王を倒します。(1回目の冒険)


時は経ち、冒険を共にした勇者ヒンメルは寿命により亡くなります。ハイター、アイゼンも老衰。寿命が短すぎる人間との別れは何度も経験し、既に慣れているフリーレン。

それでも人間の感情をもっと知りたい、亡くなった勇者ヒンメルともう一度話がしたい。そこで死者の魂と対話できる「魂の眠る地(オレオール)」を目指すべく、2回目の冒険が始まります。


旅の途中、僧侶ハイターの弟子フェルン(かわいい)、戦士アイゼンの弟子シュタルクが仲間となり、1回目の冒険とほぼ同じルートを巡る、本当に「2周目」の冒険が進んでいきます。

この「2周目」というのが物語のポイント。

1周目の冒険から(魔王を討伐した後)同じ場所でも情勢が変わっていたり、1周目の時に救った人と再会したり。

2周目(現在)の冒険で出会った人に言われた言葉で1周目のときの仲間たちの気持ちがわかったり、同じ地を巡って実はあのときの仲間の行動にはこんな意味があったんだと気付いたり。そういった冒険を経て、フリーレンは少しずつ人間のことを理解していくようになります。

人間の感情の奥深さや、情緒みたいなものがとにかくエモい。


もう少し書きたいので続きは明日にて。




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