⑯まるで別世界?白山平泉寺の魅力とは!? #ざっくり解説
こんにちは、しんぴです。
いつもありがとうございます!
今回は、『白山平泉寺』について解説していこうと思います。
■白山平泉寺とは!?(概要)
白山平泉寺の場所はどこ?
では、まず場所から確認していきましょう。
白山平泉寺は、福井県勝山市にあります。
勝山市と言えば『恐竜博物館』があります。この近くで発掘された恐竜の化石は数多くあり、ここだけの恐竜なども発見されています。世界的に見てもこれほど権威ある恐竜博物館は少ないです。そして、福井県の名物の一つでもあります!
そんな勝山市で更に山の中に進んだところに白山平泉寺はあります。
白山平泉寺の歴史は?
白山平泉寺は、養老元年(717年)に泰澄という僧によって開かれたといわれています。
泰澄は奈良時代の、山に籠って厳しい修行をして悟りを開く『修験道』の僧でした。
そんな白山平泉寺ですが、次第に武力化していくことになります。
平安時代後期や鎌倉時代前期には、すでに僧兵がいたとされています。
様々な資料によると、源平合戦に参加していたり南北朝の争いに巻き込まれていたりという歴史があります。
そして、室町時代には巨大な宗教都市へと変貌していくことになります!
最盛期には、砦や堀が整備され、石垣にも囲まれ、48社36堂、6千の僧坊、寺領9万石9万貫、僧兵8千人をもつことになりました。
その後戦国時代に、一向一揆の標的になる等して勢力は落ちることになります。
その過程で全山が焼失。一部復興されましたが、かつての10分の1程度になりました。
しかし、その度に様々な人にサポートされることで落ち着きました。
明治時代に入ると『神仏分離令』が出されました。
白山平泉寺は神社として分離しました。
つまり、平泉寺白山神社ということです。
※本noteでは、公式HPに基づいて白山平泉寺と記載しています。
白山平泉寺の指定されているものとは?
白山平泉寺は、どんなものに指定されているのでしょうか。
庭園は国指定名勝に指定されています。
境内は、白山平泉寺城跡として国の史跡に登録されています。
他にも、「日本の道100選」などにも指定されています。
■白山平泉寺の魅力とは!?
では、その白山平泉寺の魅力とは何なのでしょうか?
私は3つ挙げたいと思います。
①まるで映画の世界のような絶景
白山平泉寺は『苔寺』とも呼ばれています。
これは、境内の一面が美しい苔で覆われているからです。
京都府に『西芳寺』というお寺があります。
世界文化遺産に登録されている、権威あるお寺です。
白山平泉寺はその西芳寺と同じく「苔寺」として有名です!
②歴史博物館『まほろば』
白山平泉寺の近くには、『白山平泉寺探遊館まほろば』という施設があります。
名称の一部となっている「まほろば」とは、「素晴らしい場所」を意味する言葉です!
そして、この施設は平泉寺や白山の歴史や文化などを紹介する総合ガイダンス施設です。
「まほろば」公式HPによると、次のような特徴があると書かれています。
(一部改変)
③滾々と湧き出る『御手洗池』
養老元年(717年)、白山平泉寺を開いた泰澄が発見した池が、この『御手洗池』です!
現れた女神に白山に登るようお告げを受け、最終的に泰澄はここに白山平泉寺を開くことになるのです。
ここで湧き出た神泉は、今も絶えることはありません。
御神木の幹は途中で3本山に分かれます。
これは、白山三山(御前峰・大汝峰・別山)をかたどる形になっています!
また、平泉寺の由来はこの池にあるとも言われています。
④歴史が蘇る石畳
白山平泉寺では、かつて河原石を使った石畳の道がありました。
そして、この石畳は中世のものとしては国内最大規模です。道路の大半は石畳で、技術的にも日本の最先端だったことが分かります。
更に、現在発掘調査が行われたのが約2ヘクタール(20000平方メートル)。しかしこれは、全体のわずか1%です。
歴史的なロマンが溢れた遺跡でしょう。
◇編集後記
白山平泉寺には1度だけ行ったことがあります。
中でも印象的だったのは、石階段です。奥まで続いていて、周りの苔や木々と相まって神秘的な情景でした。
更に、ただの神社ではなく1000年以上の歴史を持っています。
歴史も自然も感じられる神社です。
旅行・観光にとても良いところだと思います。
雄島でもそうですが、心が洗われた感覚になります。
⇩雄島のnoteはこちら⇩
ぜひ行ってほしいです。
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