見出し画像

猫背改善のための姿勢の作り方

日常で私猫背なんだ・あなた猫背だねなどよく耳にします。
猫背を治したくて体操をしたり施術院に矯正してもらったり矯正器具や下着を着用するかたなどいます。なかなか猫背はよくならないと思います。
私見ですが、矯正をしてもらってもよくならないと思います。その時は背筋が伸びますが時間が経つと戻ります。毎日矯正してもらうのであればよくなるかもしれませんが?凄腕の治療家なら直せると思います。どちらかというと普段の生活の意識して時間をかけてよくしていくのが一番だと思います。
猫背になる姿勢の理由と普段から意識することを解説します。

なぜ猫背になるのか?

大きな原因の1つが骨盤にあります。猫背のほとんどの方が骨盤が後傾しています。すると腰が前弯から後湾してしまいます(腰が丸くなる)。なぜ?骨盤が後傾すると猫背になるのか?というと骨盤が後傾し腰が丸まってしまうと重心が後ろ(背中側)になります。すると身体が後ろに倒れてしまいます。そのままだと後ろに倒れてしまうのでバランスを取るために上体(上半身を前に倒して少しお辞儀をしたような形になります。
難しいかもしれませんがイメージして実際にやってみてください猫背の姿勢になってないでしょうか?腰と背中が丸くなっていると思います。
もう一つ大きな原因が背中にあります。猫背の人は背中が丸くなっていますよね?背中の胸椎の後湾(背中が丸くなる)が強くなると重心が後ろになります。これも先ほどみたいにそのままだと後ろに倒れてしまいます。今度は頭がバランスを取るために前に移動します。首と頭が前に突き出したような形にり顎を突き出したような感じになります。パソコンで作業している人によく見かけませんか?背中を丸くしてディスプレイに顔を近づけて覗き込んでいる人?背中が丸くなり(胸椎が後湾)頭と顎が突き出したような姿勢

猫背の大きな原因は骨盤の後傾と胸椎の後湾の増加にあります。そのため、猫背を改善させるのは骨盤を前傾位(腰椎の前弯)にもっていくこと・胸椎の後湾を正常範囲まで直すことです。

猫背を改善させるために

骨盤が前傾すると重心が前(お腹側)になります。すると身体は前に傾き倒れてしまいます。すると上体(上半身)を後ろに倒し(反る)バランスを取ろうとします。
イメージとしては腰を反って胸を張っている感じです。実際にやってみてください。これだけでも猫背が改善されていると思いす。

次に胸椎の後湾が強くなってしまっているのを戻します。意識としては胸椎(肩甲骨の真ん中)を胸の方に押すような意識で前(胸側)も押し出してください!もしくは胸骨(胸の真ん中にある骨)を前に突き出してください。ちょうどお笑い芸人のオードリーの春日さんの姿勢をイメージするとわかりやすいかもしれません!胸椎が前弯方向に向かい後湾が少なくなります。すると重心が前に行くためにバランスを取ろうと自然と頭の位置が後ろに戻ります。自然と顎が引き首と頭が突き出た姿勢が改善していると思います。

骨盤を前傾し胸椎の後湾を戻す!やろうと思えばできますがずっと意識してやれと言われれば無理だと思います。これは猫背の人に胸を張れと言ってもすぐに背中が丸くなってしまうのと一緒です。

骨盤の傾きは足からくる

猫背になる骨盤の後傾と胸椎の後湾が強くなっていることなんだと説明しました!そのため骨盤を前傾位にして胸椎の後湾を正常範囲に戻していきます。

・太ももの筋肉が硬い
まず骨盤の前傾・後傾になる理由の一つに筋肉の緊張があります
後傾になる理由の大きな原因に大腿二頭筋!よくハムストリングスといわれる太ももの裏側についている筋肉です。ここが緊張して短縮(短く)してしまうと骨盤を後ろに引っ張ってしまうので骨盤が後傾してしまいます。そのためストレッチなどで筋の緊張や短縮を改善してあげる必要があります。
骨盤が前傾する原因の筋肉としては腰椎や骨盤の前についている腸腰筋といわれるものや大腿四頭筋(ふとももの前についている筋)があります。この二つの筋肉は骨盤を前に引っ張るためにここが緊張・短縮すると骨盤を前傾させてしまいます。
この場合、ハムストリングスが緊張・短縮すると骨盤が後傾してしまうので普段からハムストリングスのストレッチを意識してすると効果的です。逆に大腿四頭筋をストレッチしてしまうと大腿四頭筋の緊張がゆるみ後傾が強くなる可能性があるので注意してください。あと筋力のバランスが関係してハムストリングスの筋力が強すぎてしまうと骨盤を後傾の方向に引っ張ってしまうので筋肉を鍛える時はハムストリングス・大腿四頭筋バランスをよく鍛えてください。あえて大腿四頭筋をや腸腰筋を鍛えて骨盤を前傾方向にもっていくこともいいかもしれません。

・足の向き
普段立っている姿勢も大切になります。自分がたっている時にどのようにして立っているでしょうか?内また・ガニ股・どちらか片方に体重をかけているなどなど、多くの人がガニ股又はО脚などつま先を外側に向けてたっているのではないでしょうか?
つま先が外側を向いて立つと膝も開き股関節が外旋します。すると骨盤が外側に開き後傾してしまいます。そのため立ってる時にはつま先や膝が外側に開きすぎないように注意しなければいけません。猫背の人は意識的につま先と膝を真っすぐから少し内に入れるといいかもしれません(内また)たぶんつま先をまっすぐにするだけでもかなり内に入れてるように感じると思います。
つま先や膝を内に入れると股関節が内旋して骨盤が内側に閉じて前傾します。
男性のほとんどがあぐらをかいて座ります。これは膝が開き股関節が外旋して骨盤が開き後傾するのであまりよくありません。あと椅子に座っている時も足を開きつま先と膝を外に向ける人が多いです。普段の立っている時や座っている時の足の使いかたを意識するだけで骨盤の前傾・後傾を調整することができます。

セルフケア

自分でできるセルフストレッチとしてはフォームローラーなどの器具やタオルなどで骨盤を前傾位に持ってく方法があります。これは僕がよくやっていた方法です。
仰向けに寝た状態で骨盤の上の方(骨盤と腰の付け根のあたり)にフォームローラ―・なければタオルを巻いたものを横向きにして入れます。すると骨盤の上部が前(お腹側)に押されるので骨盤が前傾した状態になります。これを1日5分~10分程やります。ただし腰の前弯が強くなるので腰が痛くなるかもしれせんので高さを調節するか膝を曲げて調整つしてください。タオルの場合は慣れてきたらタオルの巻く大きさを増やして高くしていきます。骨盤が後傾している人は骨盤の動きも硬くなり前傾しにくくなっています。

胸椎の後湾の増加ですが、多くの人がデスクワーク・パソコン・スマホにより背中が丸くなってしまいっています。多分、姿勢をよくしてといっても無理だと思います。背中が丸く丸くなってしまううとどんどん固まってしまい背中を伸ばせなくなってしまいます。そのため背中(胸椎)を伸ばしてあげる必要があります。
先ほど説明したように仰向けに寝た状態で今度は肩甲骨の下の方にフォームローラーやタオルなどを横向きにして入れます。すると背中が反って胸を突き上げた状態になると思います。これを5分~10分ほど行い背中を伸ばしていきます。そしてもう一つ肩甲骨の間にフォームローラー・タオルを子何度は縦にして入れます。胸椎を前(胸の方向)に押し出してあげるイメージです。すると肩が後ろに引かれ胸が張ると思います。猫背の場合、肩が前と内に入り胸の筋肉が緊張・短縮してしまいます。それを伸ばしてあげるイメージです。寝た状態から手をバンザイしたり横に広げるなどすると胸やわきのストレッチにもなります。

胸椎の場合は職業病近いものがあり、スマホを使うなというのも無理な話です。そのため普段から今紹介したストレッチをして固まってしまわないようにする必要があります。

骨盤・胸椎のストレッチですが、毎日やる必要はありませんが普段から意識してやる必要があり少しづつ改善していきます。数回やった所で改善はされません。筋トレやストレッチのように毎日の積み重ねが大切です。

実際にやるのはなかなか難しいものがありますが、猫背になる原因や身体をどのようにしたら改善できるかを知っていると知らないでは全然違いますので参考にしてみてください。



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?