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ニーインは膝の障害になりやすい 動作解説 2

前回、ジャンプ時のニーインについて解説していきました。
今回はターンした際にニーインになっているパターンを解説していきたいと思います!

バスケットで膝の靭帯を負傷する時のほとんどが選手との接触時ではなく非接触時のジャンプの着地やターン時に負傷しています!そのためにジャンプの着地やターン動作時の動きや姿勢に気をつけなければいけません。
説明用の動画は動きを解説するためなので競技動作とは違います!そのために動画の動きと競技動作をうまく結びつけてください。

ターン時にニーインする動き

まずは最初の動画を見てください。ターンする時は足は回れ右するように母指球を中心として足首・膝・股関節・身体が一緒に回転します。そのため、足首や膝がねじれません
こんな感じ↓

横からみるとこんな感じ↓


では次の動画です!ニーインしていくパターンです!ポイントは足首を見てください!足首が固定されて膝や股関節を使いターンします。
こんな感じ↓

次にスローの動画です

足首が固定されて膝と股関節を内転・内旋してターンをしているために膝の内側靭帯にかなり負担がかかります!一度自分で軽くやってみてください!僕自身やっていてたかだか歩くスピードでターンしただけなのに膝の内側靭帯が痛かったです!これをダッシュしてしかも何回も繰り返すなんてゾッとします。
静止画だとこんな感じ↓になります

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ターンするために右足に体重がのります。そこから母指球でのターンがされません

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足首の位置が動かずに膝がかなり内転・内旋しているのがわかるでしょうか?
正面だとわかりずらいので横からの動画です!
ポイントはこんな感じ↓です
ターン時に右足に荷重をかけてからの

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足首が固定されての膝の内転・内旋です!

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横からの動画です
こんな感じ↓

次にスロー動画

かなり膝が内転・内旋しているのがわかると思います!

次の動画ですが膝が内旋はせずに内転している状態です
だいたいは体重を支えられずに膝が落ちる感じになります


正面からだとわからないと思いますので横からの動画です。
ターンの切り返しの時、右足に体重が乗った時に膝が落ちて内転するのを見たください!多くは筋力の不足や疲労により右足に乗った荷重を支えられなくて起こります!ニーインの癖がついている選手は膝を落とすとニーインする癖がついているので特に注意が必要です!

静止画だとこんな感じ↓になります!膝が内転して落ちます

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どのようなターンがいいのか!

今まではターンした時のニーインで膝が内転・内旋して障害につながる動きを紹介してきました!さて、ではどのようなターンをしたらいいかということをこれから解説していきたいと思います。

母指球を使って足首・膝・股関節を使ったターンです!
始めに紹介した動画です↓

少し競技動作を意識したターン
母指球を中心にターンしているのをみてください!
こんな感じ↓

次にスローです。スローだとわかりやすいのですが膝が内転せずにつま先と膝の向きがほとんど同じ方向を向いてターンしてます
こんな感じ↓

横からだとこんな感じ↓

次に母指球を中心にターンしない切り替えしです。サイドステップの切り替えしのような感じです!トレーニングのサイドランジをイメージしてもらえるといいかもしれません!
切り返しの時に右足に体重がかかた時にしっかり踏ん張って真横に飛んで切り返す感じですかね。言葉での説明が難しいです。

右足に体重がかかった時にしっかり踏ん張ってつま先と膝の方向を同じ方向に向ける意識をしてぶれないように
横からだとこんな感じ↓1回目のターンです

次にスローです

ポイントとしては、切り返しの右足に体重が乗った時に膝がニーイン(内に落ちない)しないことです!前回説明したしゃがんだ時のようにつま先と膝が同じ方向を向いている事です!この時に踏ん張れずに膝が内転・内旋してねじれてしまうと内側の靭帯に大きな負荷がかかります!
こんな感じ↓

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先ほど説明しましたが、多くは筋力の不足や疲労により右足に乗った荷重を支えられなくて起こります!あとはしゃがんだ時に内また(ニーイン)の癖がついている選手!そのためニーインの癖がついている選手は特に注意が必要です!
体重が支えられないとこんな感じ↓になります

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今回ターン・切り返しについて多くの動画を使って解説していきました。ただ競技動作でのさまざまなシーンでニーインは見られます!最後にニーインに注意しないといけない動作について少し紹介して終わります。

バレーのレシーブをする時に片方の膝が内転・内旋するのをよく見ます!
何回もこの動作を繰り返すことにより膝の内側の炎症を起こしやすいです!

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次にソフトボール選手に多いのが捕球時にニーインしてしゃがむ選手が多いです!この場合ほとんどの選手が捕球前の構えた姿勢がニーインしています

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下の画像は捕球やレシーブの時に共通する動きです!正面ではなく横に移動した時の捕球前・レシーブ前に片方の膝が内転・内旋してしまうパターンです!

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他にもラグビーのタックルされた時やバドミントンやバレー・バスケットの着地時や柔道の投げた時など多くのスポーツで見られます!

膝の障害は多く特に靭帯損傷は選手生命に大きくかかわります。
少しでも多くの選手・指導者の参考になってもらえると嬉しいです!

こんごも動画を使った解説をしていきたと思っています!動画付きの方がわかりですからね。ただ時間がかかるので少しづつ頑張っていきます!

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