安西信昌

埼玉にある1300年の歴史を持つ寺に生まれるも仏門には入らず、ファイターに。顔を覆うヒ…

安西信昌

埼玉にある1300年の歴史を持つ寺に生まれるも仏門には入らず、ファイターに。顔を覆うヒゲがトレードマークでアニマル安西と呼ばれる。常に前進するファイトスタイルで自分の道を切り開く!國學院久我山-明治大レスリング部。 パンクラス、UFCでの戦いを経て頂きを目指す!

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スポンサー様ご紹介

12月 29日に行われたBellator JAPAN、パンツ、バナースポンサー様を紹介させて頂きたいと思います。 沢山の企業様に力を頂き闘うことができました。感謝致します! 皆様、サポート本当にありがとうございました。 (五十音順) 加納コーポレーション株式会社様 (もんじゃ焼、魚惣菜、せいろ飯、出汁パック。外食・小売・卸売・生産事業) http://kano-corp.tokyo Team X-treme Power!!!様 (パワーリフティングジム、サプリメント)

    • 【vol.30 これから】

      vol.30 これから 【8月に格闘技ジム作りました】 トップインストラクターを務める私のアニマルヒストリーをお話します。 6月にクラウドファンディングを始めてから1ヶ月間、安西信昌を知ってもらうためにアニマルヒストリーを書いてきました。最終話の更新が今日になってしまったことは目を瞑っておいてください。 中学生の時、テレビで見たファイターが命をかけて戦う姿はただただかっこよかった。それが17年格闘技をやってきた今でも同じように命を懸けて戦うファイターがかっこいいと思え

      • 【vol.29 私のアナザースカイ】

        【8月に格闘技ジム作ります】 トップインストラクターを務める私のアニマルヒストリーをお話します。 オーストラリアに来るのは、以前、チームがなくなった時以来だ。 リフレッシュを兼ねて訪れたオーストラリアでは素晴らしい出会いがあった。それについてはヒストリー第19話に書いてある。 オーストラリアに再び訪れたのは2018年冬。目標から遠ざかり自分の目指している方向がわからなくなっている時だった。 この大会には自分に勝ったジェイク・マシューズ選手やアメリカで一緒に練習した選手

        • 【vol.28 何がなんでも】

          【8月に格闘技ジム作ります】 トップインストラクターを務める私のアニマルヒストリーをお話します。 2018年6月。 UFC4戦目の舞台はシンガポール。 海外での試合は久しぶりだ。まだ海外での試合では勝ち星を挙げていなかったので何がなんでも勝ちたかった。 UFCでの試合までの進行も慣れてきた。 試合の1週間前に現地入りして、ひといきつく。試合の5日前から、ポスターへのサイン書き、写真撮影、計量などをこなす。 これらをやっているうちにいよいよだな。という気持ちになってくる。

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          【vol.27 UFC2戦目】

          【8月に格闘技ジム作ります】 トップインストラクターを務める私のアニマルヒストリーをお話します。 怪我も治り、心身ともに充実して迎えたUFC2戦目。戦いの地はさいたまスーパーアリーナだ。 「ここで負ければ次はない。何がなんでも勝つ」そんな意気込みで臨んだ。 大勢の方が応援に駆けつけてきてくれた。沢山の声援を聞くと、試合もなくコツコツと努力を重ねてきた日々が報われた気がした。 さぁ、戦いだ。ゴングが鳴る。 ガードを高くあげ、相手の動きを見極める。よく動きが見える。 相手

          【vol.27 UFC2戦目】

          【vol.26 前を向いて】

          【8月に格闘技ジム作ります】 トップインストラクターを務める私のアニマルヒストリーをお話します。 試合後、トレーニングをやり続けた。 力というのはすぐにはつかない。1日だけ辛いことをやってもその時は何も変化はない。何度も繰り返してしていくうちに少しづつ変化が出る。 すぐに結果が出ないからといって投げ出してはいけない。10年以上格闘技をやり続けて言えることなので間違いない事だと思う。 怪我のせいでやりたいことができない。 やりたいことができない中、どう工夫して投げ出さず

          【vol.26 前を向いて】

          【vol.25 新しいトレーニング】

          【8月に格闘技ジム作ります】 トップインストラクターを務める私のアニマルヒストリーをお話します。 試合に負けたことで、改めて今までやってきたことを見直すことにした。 まず信頼できるトレーナーを見つけ、パーソナルトレーニングを受けた。 基本的なトレーニングの一つのスクワットをバーの持ち方からやり直した。 これまで試合でパワー負けすることもなく、トレーニングをしたらスピードが遅くなるのでは?と心のどこかで思っていた。なので下半身のトレーニングはあまりやってこなかった。 実

          【vol.25 新しいトレーニング】

          【vol.24 自分を振り返る】

          【8月に格闘技ジム作ります】 トップインストラクターを務める私のアニマルヒストリーをお話します。 試合が終わって日本に帰ってきて、まず折れた指の検査を受けに病院に行った。親指の付け根を複雑骨折していた。全治半年といったところだ。 練習もできないので、まず試合の負けを振り返ってみた。まず試合が決まってから、試合まで時間がなかった。 今思えば不安だったのだと思う。スタミナが持つのか。苦しい時は何が自分を支えてくれるのか。試合に向けて苦しい練習もできなくて体重も短時間で落と

          【vol.24 自分を振り返る】

          【vol.23 UFCデビュー】

          【8月に格闘技ジム作ります】 トップインストラクターを務める私のアニマルヒストリーをお話します。 試合10日前にオファーが来て、急遽UFCの舞台での試合が決まった。試合が行われるマカオに行くとUFCの看板が出ていた。それを見て自分も戦うんだと気が引き締まった。 相手は柔術アジア王者、MMAは10勝0敗のブラジル人選手だった。戦うと決めたからには、勝たないと意味がない。 計量の時に初めて相手と顔を合わせた。怯むことはない。「KOしてやる!」 そう心に決めて、翌日を待った

          【vol.23 UFCデビュー】

          【アニマルヒストリー vol.22 何が起こるかわからない】

          【8月に格闘技ジム作ります】 トップインストラクターを務める私のアニマルヒストリーをお話します。 パンクラスのベルトを巻くことができた!沢山の人が喜んでくれる姿は、自分の想像をはるかに超えて嬉しかった。 ありがとう!しか出てこなかった。 波に乗っていきたいところだったが古傷の膝を悪くして、試合のあった翌月は病院巡りをしていた。手術するかしないか迷っていた。最終的にはしないと決めて8月10日に明治大学レスリング部の秋田合宿から練習を再開した。 待ち望んだオファーは突然来

          【アニマルヒストリー vol.22 何が起こるかわからない】

          【アニマルヒストリー vol.21 チャンピオンシップ】

          【8月に格闘技ジム作ります】 トップインストラクターを務める私のアニマルヒストリーをお話します。 当時はミドル(84kg)級で活動していた。タックルに加えて右のパンチで勝利を重ね、パンクラス初戦から3年かけて5連勝した。 そしてパンクラスのベルトに挑戦することができた。相手は川村亮選手。 チャンピオンシップに向けた練習はハードだった。岡見さんや福田さん、長谷川さんらと激しいスパーリングを繰り返した。 練習の最中に試合の1ヶ月前に瞼をカットし、練習が10日ほど出来なかっ

          【アニマルヒストリー vol.21 チャンピオンシップ】

          【アニマルヒストリー vol.20 チャンピオンに向かって】

          【8月に格闘技ジム作ります】 トップインストラクターを務める私のアニマルヒストリーをお話します。 オーストラリアから帰国してまずは練習環境を作る必要があった。 今までは練習をする場所は自分で作らなくてもあった。毎日同じ時間に同じ場所に行けば練習できることが、どれだけありがたいことかよくわかった。 帰ってきてからは、スパーリングパートナーを探す傍らで柔術やボクシングを始めた。それまではどちらもやっていなかったものなので、新鮮だった。 失敗を繰り返しながら少しづつ習得しよう

          【アニマルヒストリー vol.20 チャンピオンに向かって】

          【アニマルヒストリー vol.19 オーストラリアの旅】

          vol.19 オーストラリアの旅 【8月に格闘技ジム作ります】 トップインストラクターを務める私のアニマルヒストリーをお話します。 3年間いたチームが活動を終了した。 その時、デニスというオーストラリアの選手のことを思い出した。彼は大学時代、国士舘大学にレスリング留学していた。一緒に練習に行った際に知り合った。 卒業後、彼もMMA選手として活動していた為、オーストラリアで練習させてくれとお願いした。彼もレスリングができる選手と練習したいという事で、話はまとまりすぐにオ

          【アニマルヒストリー vol.19 オーストラリアの旅】

          【アニマルヒストリー vol.18 パンクラスでの戦い】

          【8月に格闘技ジム作ります】 トップインストラクターを務める私のアニマルヒストリーをお話します。 プロ初勝利をして、自信をつけた私はとにかく勢いがあったと思う。どんな相手でもかかってこい!と思えるほど、前向きだった。 試合をすればプラン通りに戦うことが出来て、強くなっている実感があった。 それは常に練習がいい状態で出来ているからだったと思う。 毎日朝10時からと午後練習を週に5日びっちりやり、空いた時間にアルバイトを詰めると、他にやることも考えられないくらいに毎日が充

          【アニマルヒストリー vol.18 パンクラスでの戦い】

          【アニマルヒストリー vol.17 初勝利】

          【8月に格闘技ジム作ります】 トップインストラクターを務める私のアニマルヒストリーをお話します。 デビュー戦は判定負けだった。 会場からホテルへ帰るバスの中、悔しくてたまらなかったことを覚えている。 試合後は1週間なにもしない。勝っても負けてもだ。すぐ練習したくても我慢して気持ちを一度落ち着かせ、次の目標に切り替えるのだ。それが私のルーティンだった。 目標を新たに動き始めた。 そして迎えたプロ2戦目。相手はレスリング全日本7連覇の選手だった。 さて、どうやって勝とうか

          【アニマルヒストリー vol.17 初勝利】

          【アニマルヒストリー vol.15 パンクラスゲート】

          【8月に格闘技ジム作ります】 トップインストラクターを務める私のアニマルヒストリーをお話します。 練習の日々を続け、少し形になってきた頃、パンクラスゲートに出るように、チームリーダーから指示があった。 アマチュアの試合だったがヘッドギアはなく実戦とほぼ変わらないルールだったと記憶している。 試合前夜。翌日の試合を前に風呂場で明日はどんな気分でシャワー浴びてんのかな?と思いながら、緊張と興奮の両方を感じていた。 いよいよ当日。相手は188cmのアメリカ人。階級はライト

          【アニマルヒストリー vol.15 パンクラスゲート】