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自分を知るという事

就労支援セミナーに3月から利用することになった。
母の急な入院などで下旬は休みがちではあったが、週2ペースで何とか通っている。雰囲気も良く、スタッフも優しいので居心地が良い。
まあ賃金が発生してるわけじゃないからなあ、とシビアに考えもするが、やはり優しくされたり、その都度褒められたりするのは悪い気はしないし、心の健康にも良い。
面接も何度か行い、7月から実習、9月から就活予定で再就職の道を進めているところだ。
利用可能から数か月は、とにかく「ストレスについて」と「自己理解」についてセミナーのプログラムを受講している。

自分のことなんて40数年も生きてりゃ多少は分かるものだが、案外見落としてる部分や、認識が違ってる部分もあるもので、プログラムや面談を通して、より自分を知ることが出来てきたように思える。

例えば「騒音」。私は最初「騒音が苦手です」とスタッフに伝えた。これは過去に通所してた就労継続支援A型の経験から来るのだが、昨年の夏に適応障害で休職するまでに至った原因の一つであった。
A型には様々な障害を持つ人間が来る。そして中には自分で制御できない部分が多い人もいる。感情的になりやすく、何かを感じるとすぐ不満を訴える人も多かった。全てのA型がそうというわけじゃないが、私が退職するまでに至った環境はとにかく酷かった。

障害を持つ若い男の子がその時かなりのトラブルメーカーで、本人は真剣にやっているつもりなんだろうけど、やはり感情のブレーキが利かず暴走したり、全く動かなくなったりする。指導員がその対応に追われている間、他の利用者が問題を起こすともう大変だ。あちこちで不満が飛び交い、負の感情が連鎖し、気が滅入って動けなくなる女の子もいて、収拾がつかない日が結構あった。

そして何かにつけて「自分は仕事が出来る」をアピールしたいのだろう、指導員にあれこれ注文付けたり、他人の迷惑を考えず自分のやりやすいように仕事を進める年配の女性もいた。この人がかなり厄介で、いろんなところで喧嘩をしては社内の各施設を移動しているいわくつき。仕事をきちんと進めたい、という気持ちは素敵なのだが、出力方法が宜しくなく、大声で
「○○さんが仕事してませーん!」
と平気で空気を凍らせることをいうものだから冷や冷やした。そしてその○○さんにも事情はあって、気分がふさぎ込んで動けない、体調が悪く体が思うように動かない、など理由があるのだが、そんなこと関係なしに人を責めたりするものだから、しょっちゅう喧嘩になった。移動させられるだけあるわなあ、と頭のどこかで冷静に考えるが、私はこういう状況が本当に苦痛であった。

イヤーカフと耳栓を貫通する甲高い騒音と喧騒に、すっかり心が折れた私は適応障害を再び患い、退職するまでになった。


さて、では私は本当に「騒音」が苦手で前の職場を辞めたのか、と言うと、どうやらそれだけではないらしい、というのが最近判明した。というか、明らかに可視化された、認識された、と行った方が良いだろう。

就労移行支援サービスに通所してから、スタッフが「工事中(私)さんは○○が出来て素晴らしいですね」など声をかけてくる。最初はお世辞かなと思っていたがそうではなく、「あなたのここが長所です」ということを利用者に認識してもらうためのものでもあった。自信のない人に自信を持ってもらえるように。自分のことが分からない人に、自分の事を分かってもらうために。そしてそれを就活で生かせるように、スタッフは利用者を日々観察し、それを言葉で伝えているのだ。

数回の面談や、プログラム受講を通して分かったことがあった。
私は、理不尽な振る舞いが苦手であった。
そしてそれは、自分の持つ“正義感”から来るものであった。

自分自身は何言われても平気なんだけどね。あーそうすか。へーで流せるのだが、文句言う奴って私みたいなタイプには言ってこない。大抵言い返せない子に言ってくるから腹立たしいのだ。後からこんなことがあった、と相談されるだけでも怒りに満ちてくるのに、目撃しようものなら、仕事中だろうと立ち上がって文句を言いに行くのが私だ。

ここはA型。まずは自分の身は自分で守らないといけないのだが、私の場合、自分の身を削って他人を守ろうとする性分があるのだ。自分の心身がボロボロであるにも関わらずだ。

私の好きなゲームキャラに「龍が如く」の桐生一馬と冴島大河がいる。彼らは情に厚く、気にかけた人間には厳しくも優しく、最後まで付き合える人間である。冴島大河に至っては、ちょっと心を許すとすぐ相手を「兄弟」と言い、完全に信頼するのである。この二人に憧れている私だが、これが出来るのは持ってる器が大きいからなんだな、と分かった。私の様なメンタル病気の小さい器じゃ見れる面倒に限りがある。それを分からずに他人を守ろうとするから、結果自分もボロボロになって帰ってくる、と最近分かった。

結局、私が苦手だったのは「騒音」ではなく「理不尽なやり取りの横行」だったのが分かった。どういうわけか私がいたA型には、賃金を貰ってる立場にも関わらず、指導員に偉そうに振舞う利用者が割といた。指導員が年下、というだけで上からものを言う利用者の多かったこと。中には
「若い女の言う事は聞きたくない」
という中年男性の利用者もいたが、私には下手に出てたな。私は若くないもんな、ははは、辞める前に一発殴っておけばよかった。

私が対処すべき問題は、騒音ではなく、無駄に溢れてる正義感の上手な使い方だと分かった。いや、本当はなんとなく分かってはいたが、普通言えるか?私、正義感が強いんですがどうしたらいいでしょう、て。
しかも世の中、理不尽にまみれてるのが現状だ。
そんなことでいちいち心を砕いていたらそりゃメンタル参るよなあ。

これを素直に言える環境に身を置けて良かったな、と本当に思う。自覚があるのとないのとでは、今後の生き方に大きく差が生まれるからだ。

そんなこんなで自分を今一度、理解しようというのが今の課題だ。特に精神疾患持ちで、ちょっとの事ですぐ気分が落ちる私にとっては、今、自分が何を感じてて、どうしたいのか、また自分に合った対処法は何か、を知る必要があるのだ。

それらを知っていくうえで、就活に臨むと、企業側に配慮して欲しいことは何なのかを具体的に伝えることができる。ここを間違えるといざ就職した時に、働く自分は苦しくて、配慮したはずの企業側が何故そうなったのか?とすれ違いが発生する。

自分を知るということは、相手に正確に自分を分かってもらうために欠かせない工程なのだ。

人生、死ぬまで勉強やなあ、と常々思う。私の場合、死ぬ間際まで、あの時ああすればよかったーとか言ってそうなので怖い。

せめて死ぬ時は「わが生涯に一片の悔いなし」と言ってみたいもんだ。
そう言えるように、自分の事を理解し、自分とうまく付き合っていこうと思う。


まあそんな暗い話を吹き飛ばす、陽気なナンバーでお別れしよう。

センチメンタル・ジャーニー 激ファンMIX produced by RAM RIDER

RAM RIDERの今風にアレンジされたスピード感と爽快感溢れるMIXとやついいちろうのオタ芸コールが最高な曲。コールで吹いた。

では。

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