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ペルソナはつくらない

ペルソナ。ターゲットを明確にするときによく出てくるアレです。

私はかなり前からペルソナをつくることに違和感を感じていました。プロジェクトの進め方とかターゲットを明確にする為にとかカスタマージャーニーを作る上でとか色々ありますが誤解を恐れずに言うとそれ以前にその行為の“おままごと感”に小っ恥ずかしい気持ちになっていました。「で、どうするの?」と。ペルソナを設定したとしてもそのペルソナに近しい人が全員同じ行動をするわけではないしそれでターゲットを絞ったと言われても…。

ペルソナを決めるくらいならば具体的な人物をひとり連れてきた方が良いのではないかと思います。ひとりだともしかするとその人が特殊な人かもしれないので5人〜10人連れてきてその人たちにヒアリングをすれば良いのです。そしてその人たちの抱える問題や課題を特定する。

いわゆるペルソナが違っても抱えている課題は同じかもしれない。逆に課題にフォーカスした方が市場は広がるはずなのです。

だから私は普段ターゲットを“人”ではなく“課題”にフォーカスすることにしています。もちろんいろんな人物が登場します。さまざまな人物の置かれている状況や環境・都合により課題は変わってきます。しかしその中から解決できる課題や解決しなければならない課題を特定してそこにフォーカスする。そうすることでより多くの人が抱える優先度の高い課題を解決することにつながります。

課題を抱えている人を特定するのではなく課題を特定する。そしてその課題に取り組み解決することでペルソナではない本当のユーザーの喜びにつながるのではないでしょうか。

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