見出し画像

PARA

みなさんこんばんわ。

PARA」というアートスクールに通うことになりました。

https://paratheater.com


「PARA」にはとても興味がある講座がたくさんあり、僕が現在受講している講座と、これから受講予定の講座を紹介したいと思います。

・「権力と欲望と演劇のパーキングエリア」稲継美保、遠藤麻衣、和田ながら、岸井大輔
https://paratheater.com/65b11280c86a473daacde83f6fcb60d6

・「インタビューの方法」飯山由貴
https://paratheater.com/fe942bd073554252b312b5d1fe12a875

・「ゲームと演劇の間をつくる」米光一成
https://paratheater.com/95ad05d9d2a4451889971c070be4eead

・「個人創作法」岸井大輔
https://paratheater.com/2bc2481a2f67477f97f2f1c263898035

PARAには興味あるものが多すぎて、受講する講座を選ぶのも一苦労だった。


それぞれ、受講した理由のようなものがあります。


権力と欲望と演劇のパーキングエリア」は僕がこれまで向き合ってきた〝性被害の実体験〟をより客観視するキッカケになるのではないかと思って受講しました。

自分は演劇というものにはあまり触れてこなかったのですが、演出家と劇団員の関係性のように、〝権力〟と〝欲望〟が共存する場所やそれらが出会ったっとき、簡単にパワハラやセクハラなどが簡単に起こってしまう。

そういった環境の中にいる自分をどうしていくべきか。または構造をどう変えていくべきなのか。

僕自身が体験した性虐待も、起こるべき条件が整っていたようにも考えられる。

授業では、美術や演劇をやる中で最近経験した辛かったことや苦しかったことなど、世間話を含めながらディスカッションしていき、自分の言語や考えを深めていくようなゼミ形式の講座である。

インタビューの方法」は、以前の僕の作品のテーマである〝傷〟に焦点を当てた作品を作っていた時、14人の方に身体に残る傷の写真をお借りし、またその傷にまつわるエピソードをお聞きして作品にしました。

これまで自分の実体験に基づく作品を作ることが多かったが、前回の個展では沢山の方の体験にフォーカスを当て作品にしました。

その時に自然と〝インタビュー〟という形式をとっていて、PARAで今一度インタビューの手法を学んでみようと思ったのが受講を決めた理由です。

また他の受講生がどのようなインタビューをして作品化していくかにも興味があって受講しました。

そして次回の作品もおそらく、〝インタビュー〟と言う手法をなんらかの形で取ろうと思っています。


ゲームと演劇の間をつくる」を受講しようと思った理由としては、美術業界のいざこざに対して、それにどう自分のスタンスを持つべきかなどここ数年考え続けてきました。また以前から講評会などで美術史をあまり自分が理解していないことなどの指摘がありました。

そのモヤモヤを日々抱えながら、PARAで「ゲームと演劇の間をつくる」と出会いました。この授業の説明文を読んでいると、しきりに〝儀式〟と言うワードが出てくる。

僕はこれまで自分の作品をカルト的と言われたり、構造が宗教的だと言われるれることがあり、また教祖みたいと言われることや、ホストみたいと言われることがあった。当初はその辺りに何かしらのコンプレックスを感じていた。

しかし今回、「ゲームと演劇の間をつくる」の説明文の中にあった〝儀式〟と言う言葉に、今は上手く説明できないが何か大きな可能性を感じた。

「美術」と言う言葉よりも、僕にとっては自分の〝儀式〟作り上げることの方がリアリティを強く感じている。

そして、これまで自分自身の魅力や強みとして昇華できなかったものたちが一気に変わっていくようなキッカケになるような気がしてこの授業を受けることにした。


個人創作法」はPARAの主宰の岸井大輔さんの授業であり、受けた理由は単に岸井さんが大好きだからである。(笑)

これまで振り返ると、新芸術校、美学校、PARAといくつもアートスクールに通ってきたが、岸井さんはどんな作品やプレゼンにも必ず可能性を見出してくれる。

岸井さんに作品を見せるだけで、その作品が持つ意味を大きく見い出してくれる。

あまり出会ったことのないような不思議な方で、優しい雰囲気には何かホスピタリティのようなものも感じる。

自分の可能性を多いに広げてくれる大変素晴らしい指導者と巡り会えたと思っており、何も知らないままふらっとPARAにたどり着いた僕にとっては、大変幸運なことだと思う。

ここから先は

67字
この記事のみ ¥ 100

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?