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What is IMD? Why IMD?

今回はIMDとは何で、なぜIMDを選んだのかを書いてみます。

IMDとはスイスはローザンヌにあるビジネススクールです。生粋のビジネススクールでDegree(学位)がもらえるのはMBA (Master of Business Administration)しかない。Bachelor Degree(学士)もなければ、他の学科もない。Ph.D.(博士)も取れない。MBAプログラム以外に多く世界のビジネスリーダー向けのプログラムはあるけれど、MBA Degreeは取れない。MBAをIMDからもらうにはフルタイムのMBAプログラムにいくか、私がやっているEMBA(Executive MBA)プログラムしかない、という割り切った学校です。

カリフォルニアに移って半年くらいしたときに、生活も落ち着いてきて「海外で勉強しようかな」というおそらくこの機会を逃したらもう来ないかもしれないウェーブが心の中に沸き起こった。これを逃すはずもなく、よしアメリカの学校でちょっと勉強しようと思い調べ始めた。アメリカのトップといえばハーバードかスタンフォード。半年くらいのトレーニングプログラムがみつかり、せっかくなのでそれをやってみようかなと思った。というわけでHRのメンターに相談すると「うーん、でもハーバードもスタンフォードもAlumniがCampus(うちの会社では会社の敷地をCampusと呼ぶ)にいっぱいいるじゃん。それよりもヨーロッパで勉強してきたら。そうしたら、アジア人で、アメリカで仕事して、ヨーロッパで教育受けたっていうユニークな存在になれるよ」というグッとくる提案がきた。別なマーケのマネジメントにきくと「いや、せっかく勉強するならちゃんとMBAとりなさいよ。Degreeを取るのと取らないのでは大きく違うよ。カリフォルニアにはいい学校一杯あるでしょ。」というこれまた響くアドバイスがきた。というわけで、じゃあこの二つのアドバイスをくっつけて、ヨーロッパでMBAの学位を取ろうと決心した。HRのメンターはフランス人で、「ヨーロッパならINSEADかロンドンビジネススクール(LBS)かIMDが良いと思う」とさらにアドバイスをくれた。マーケのマネジメントはアメリカ人で「MBAを取ったほうが良いといったけど、それはアメリカの学校だと思ったから。UCLAでもUSCでもいいじゃん。」と彼はヨーロッパには乗り気ではななかったが、私の心はヨーロッパに行くと決めており、最後は折れてくれた。

しかし、ヨーロッパならどこにするのかが問題だ。INSEADかLBSかIMDか。ほかの選択肢はあまり考えなかった。以前勤めていた会社がヨーロッパが本社の会社だったのでヨーロッパの同僚達から彼の地のMBA事情はちょっときいていて、色んなランキングがあるけどヨーロッパ人からするとこの3つが抜きんでて確立されているブランドとのこと(ちょっと古いのかもしれないけど)。フランス人のHRのおすすめもこの3つだったので、もうこの3つで決めよう思った。

その中でもIMDが圧倒的に小さい。フルタイムのMBAで年間に90名、Executive MBAで年間60名しかMBAのDegreeを出さない少数精鋭の学校だ。なんでも供給量が多ければ価値は下がるし、クラスはやっぱり少数精鋭のほうが生徒同士の絆も深くなる。このサイズがIMDを選んだ第一のポイント。次にIMDは国際的なビジネスリーダーを育成するところにフォーカスしているところに惹かれた。生徒の国籍も多岐にわたるし、2か国以上の経験を生徒求めるところが国際的だ。また、スイス以外に世界で3か所のプログラムに参加しなければいけないところも見分を広げる機会になる。リーダーシップにフォーカスした授業内容も将来GMを目指す自分には魅力だった。最後に英語の試験が電話インタビューで何とかなるのも「思い立ったが吉日」の勢いを維持できるので、もうまずはここを受けてみよう、これで間違いはないでしょ、と、とりあえず申し込んじゃうところとなった。

・・・と、どんな学校であれ自分なりに納得することが大事なことなんだろうという話。住めば都ですね、学校も。

次回は具体的な選考プロセスについて書いてみます。

ちなみにIMDに興味のある方はお気軽にNote経由でご連絡ください。私で答えるられることがあれば何でも答えます。まずはざっくばらんに話しましょう。

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