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例えてみるシリーズ『デフレスパイラル』


デフレスパイラルは、簡単に言えば、「悪循環」のことです。この現象は、物価が下がり、消費者が購入を控えることで、景気が悪化し、企業の利益が減少し、更に雇用も減少してしまいます。その結果、消費者の購買力が低下し、物価が更に下がり、悪循環が続くという現象です。

例え話としては、スノーボールが転がっていく様子を考えてみましょう。スノーボールが転がっているうちに、雪がどんどん付着して大きくなっていきます。しかし、逆に言えば、スノーボールが小さい段階では、雪が少なく、大きくなるにつれて雪がどんどん増えていくということです。

これをデフレスパイラルに置き換えると、物価が下がると、企業の利益が減少し、そのために雇用も減少してしまいます。すると、消費者の購買力が低下し、物価が更に下がってしまいます。この現象は、初めは小さな問題であったものが、悪循環が続くことで大きな問題になってしまうということです。

デフレスパイラルが発生すると、景気回復が難しくなってしまうため、政府や中央銀行は積極的に政策を打ち出し、物価の安定や経済の回復に努める必要があります。

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