見出し画像

人の痛みは自分の痛み

息子は元気で明るくて、とっても優しい。
昨日、下校時に途中までお迎えに行くと、
「ママー!大好き♡」とテンションが上がってしまい、子どもや保護者がたくさんいるのに、
私に伝える。
言われたこちらがはずかしくなる。

屈託ない笑顔が魅力の息子なのだが、
些細なことで、お友達とケンカをした。
同い年の下校班の班長が、息子が雪を固めて丸くして持っていることが気に食わなかったのか、「それを落とせ」と、言ってくる。
投げたりして誰にも迷惑をかけていないのに、
なぜ?と私も疑問。
挙げ句の果てに、他のお友達を使って、
あいつ(息子)の雪玉壊してこいと。
結局、息子はその雪玉を道に置いた。
そのあとも、班長と他のお友達が、息子を外して雪を触らせないようにしていて、息子は一緒に遊べるものだと思って雪に触ったら、「取るな!」と班長。揉み合いになり、班長のママが制止して終わったが、息子が隅っこに行った。

子どものやりとりに、なるべく親は介入しない方がいいと思っているが、
隅っこに行ったまま戻ってこない。
息子の元へ行った。
泣いていた。
下校班の、別のお友達がそばに寄り添ってくれていた。
息子が私を見るなり抱きついてきて、涙が溢れ出した。
息子が泣いていたので、私は、とても胸が苦しくなったが、
息子の前で涙は見せられない。
「辛かったね。でも、ママは、いつでもあなたの味方だから」
と、ずっと抱きしめてあげた。

班長のママが、謝っておいで と言って、謝ってくれて、とりあえずことは収まったが…。

息子の件で、とにかく私は、しっかりママをしなければと、温かい愛情を持って息子に接することに専念して…。
美味しいご飯を食べながら、励ました。
(心の中で泣きながら)笑顔で、無理矢理「美味しい!」と言いながら。

子どもの時に、ケンカして嫌な思いをしたり、寄り添ってくれる友達の優しさを感じたり、いろんな経験をしながら、人間関係を築いていく。
親として、いろんな葛藤はあるが、見守っていこうと思う。

夜、主人に話した。
辛くて辛くて、思いを話さないと耐えられなかった。

元々の性格と、幼少期の辛い経験が関係しているのかもしれないが、感受性が強く、共感力が高いため、人の痛みが自分の痛みに感じられて、辛くなる。
もちろん、今回は息子なので、それはそうだろうとなるのだが。

テレビで、子どもがいじめを受けて自殺したというニュースが流れると、辛くてひどく落ち込む。
学校側はいじめとは認識していない 
などというコメントがよく聞かれるが、
なぜ、命が失われてしまったのにそんな言葉が
出るのかと、いつも憤りを覚える。
そして、自分が辛くなる。

お正月に、
石川の地震、空港で起きた事故
たくさんの人の命が失われてしまったのを見て、
いつもの日常が、幸せが、一瞬で奪われた
それが、やるせなくて、辛くて…
気持ちが落ちて、noteもできなくなった。


昨日のことは忘れようと、お天気もいいし、息子と公園に遊びに行きたかったのだが…
息子の前で頑張ったぶん、身体は耐えられないよぅと、朝から腹痛が。身体は正直。

息子は今日も明るい笑顔。元気を取り戻していた。
「ママ、お腹痛いの? ココア飲みたいんだね、作ってあげる!」
と言って、作ってくれたココアは、優しい味がした。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?