岩井圭也
2024年1月分の活字ラジオです。
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小説家の岩井圭也といいます。 このnoteでは「活字ラジオ」と題し、音声入力によって作成した1000字前後のコラムを2023年6月17日から毎日更新しています。 岩井圭也について 作家。1987年生まれ。大阪府出身。 2018年、『永遠についての証明』で第9回野性時代フロンティア文学賞を受賞しデビュー。2023年、『最後の鑑定人』で第76回日本推理作家協会賞(長編および短編集部門)候補、『完全なる白銀』で第36回山本周五郎賞候補、『文身』でKaBoSコレクション2024金
今日はいただいた質問にお答えしていきます。なお、岩井への質問はこちらから、いつでも、どなたでも、どんな内容でも構いませんので投稿していただけます。(質問の採否は岩井にお任せください) 今日、お答えする質問はこちらです。 質問ありがとうございます。ルーティンですね。ただ、僕の1日って本当に地味なので、そんなにお話できることないかもしれないですけれど、ひとまずやってみたいと思います。 まず、質問いただいた「連載を抱えていて、それとは別に新刊を出す準備もしてる」という状況なん
まずは、こちらの画像をご覧ください。 これは、友人の結婚披露宴で僕がマツケンサンバを歌い踊っていた時の画像です。当時30歳、新人賞を受賞してデビュー作の改稿をやっていた時期ですね。決して、小説家デビューが決まって浮かれているわけではありません。 それにしても、なぜこんなことになってしまったのか。 もともと、この友人の結婚披露宴に参加することが決まった時点で「余興をやって欲しい」とは言われていたんです。ただ、一緒に出席する友人たちもそれぞれ日本各地に住んでいて、なかなか一
新刊『われは熊楠』の刊行が近づいてまいりました。公式発売日は5月15日ということで2週間を切っております。もし気になってる方がいらっしゃいましたら是非、予約していただければと思います。 今日は、この『われは熊楠』を執筆する前、2022年10月に紀伊田辺を取材旅行した時のことを記していこうと思います。 この時は2泊3日で行かせていただいたんですが、飛行機で羽田から南紀白浜空港に行きまして、最初に白浜にある南方熊楠記念館に行きました。 熊楠は和歌山市出身で田辺に住んでいた人
お気に入りのカフェチェーンがある人は多いと思います。スターバックス、ドトール、ルノアール、上島珈琲……いろんなカフェチェーンがありますけれども、その中でも僕のお気に入りはコメダ珈琲です。 きっかけは、2年前に本の刊行記念で伊岡瞬さんと対談したことでした。その時に、伊岡さんの行きつけのカフェの話になって。コメダ珈琲は机が広くて作業しやすいですよ、と教えてもらったんですね。僕はそれまでほとんど コメダって行ったことなかったんですけれど、言われてみれば、確かにテーブルが広かったよ
5月15日に刊行される新刊『われは熊楠』(文藝春秋)の見本が出来上がりました! 今作はですね、装幀がめちゃくちゃ素晴らしいです。装幀は中川真吾さん。装画には池田学さんの「Mother Tree」という作品を使わせていただいたんですけれども、本当に「これしかない」という感じの作品でして。僕はこの装幀に決まるまでの過程には一切関わっていなくて、この装画に決まりました、というラフの状態から見させてもらっているんですけれども、その時点で「これは素晴らしいな!」と思っていました。実際
10年勤めた会社を退職しようと決意したのは、ちょうど2年前のことでした。 当時、僕はデビューして4年目の兼業作家でした。ありがたいことに複数の出版社から声をかけていただいていましたが、作品が文学賞の候補になることもなく、大きな話題になることもありませんでした。今だから告白できますが、その時点で8冊ほど本を出して、一度も重版がかかったことがありませんでした。 そのような状況だったので、会社員の仕事を辞めて作家1本でやっていくということは、全く想像もしていませんでした。しかし
僕は高校3年生まで大阪に住んでいて、大学進学を機に札幌に引っ越し、そこから6年間住んでいました。その6年間ですっかり札幌名物のスープカレー好きになってしまい、就職で関東に来てからもスープカレーのお店を探してはちょくちょく足を運んでいます。 最近のお気に入りは、綱島にあるらっきょ&Starというお店で、東急東横沿線に行く時は必ずと言っていいほどランチに立ち寄っています。(画像のスープカレーはこちらのお店です) なんでスープカレー好きになったのか記憶を紐解いてみると、最初の出
僕は今まで作品の執筆経緯を紹介することはあっても、作品のテーマそのものに関して解説することはほとんどありませんでした。というのも、小説は刊行された時点で作者の手を離れているもので、読者の方がどう読もうが100%自由だというのが僕の考えだからです。作者が「この作品のテーマはこうです」と解説しすぎてしまうと、自由な読みが制限されてしまう。そのことが非常に気になって、僕自身は自作解説をすることがありませんでした。 ですが、今回初めて、昨年9月に刊行した『楽園の犬』という小説につい
昨日発表されましたが、『楽園の犬』(角川春樹事務所)という作品が、うつのみや大賞の文芸書部門を受賞いたしました。
先日編集者と話していて、先輩作家の豪快な遊び方の話になりました。銀座とか沖縄にある有名なクラブのエピソードとか、いろいろ聞かせてもらいました。
今日は頂いた質問にお答えしていきます。なお、岩井への質問はこちらからいつでも、どなたでも、どんな内容でも投稿していただけます。(質問の採否は岩井にお任せください) 本日お答えする質問はこちらです
今日は頂いた質問にお答えしていきます。なお、岩井への質問はいつでも、どなたでも、どんな内容でも、こちらから投稿していただけます。(質問の採否は岩井にお任せください) 本日お答えする質問はこちらです。
僕たちは日常的にSNSやメール、勤め先や役所の書類、日記や手帳などいろいろなものを「書く」ことで毎日を過ごしています。ではなぜ、僕らは物を書くのか。一介の物書きとして、僕はずっとそのことが気になっていました。 岸田奈美さんの「忘れるという才能」というエッセイに、次のような一節があります。
一昨日、「森村誠一・山村正夫記念小説講座」の開講記念として行われた、受講生の方向けの鼎談に呼んでいただきました。名誉塾長の今野敏先生、OGの新川帆立先生と3人でお話をしました。すごく楽しかったですし、僕個人としても勉強になる時間でした。 その中で今野さんが繰り返しおっしゃってたのが、「小説を書く」のではなく「小説で書く」んだということです。
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