見出し画像

母の退院後日記⑭ もういい 寝るー

2月11日(日)
点滴を減らしてから、
咳や痰はましになったけど
とにかくよく寝る母。

ゼリー食をたべていても
「もういい。寝る」

テレビをみていても
「もういい。寝る。」

おばあちゃん大好きな娘が、

同じような
介護食用のゼリーばかりやから
嫌になてるんちがうかな。
と心配。

彼女の提案で
少しでも母にゼリー以外のものを食べてもらおうと、
八朔を絞って
それにとろみをつけて母に食べてもらうことに。

これが大失敗で
母の喉にひっかかり

エンエンむせて
ごほんごほんと母もんばるけれど
中々とれない。
なんどかスポンジで喉をぬぐい
30分ほど
母に頑張ってもらい
やっと落ち着きました。

ごめんね。
お母ちゃん。

しんどい思いさせちゃったね。


 2月12日(月)
朝8時半、
「おはよう」
と、母。

顔を拭いて
すこーし
脚をゆらし
(痛がるからほんの少しだけ)

下着を綺麗にし
(といっても、私はへたくそで
 パットをぬきとりしかできない。)
それが終わって、
顔を拭いて
口をスポンジで拭いて
さあ、食事。

一口。

「もういい。寝る。」

あー
今日はPTさんがリハビリをしてくれる日だから
もう少し食べてもらいたかったんだけど。

とにかく
とろみ水を3匙程飲んでもらって
10時までもう一度就寝。

さあPTさん、来訪!!

ここからが大変。
優しく優しくさすってもらっても
「痛い」
「もういい」
脚、腕、首、背中、腰
丁寧に丁寧に
動かしてくれる。
そのたびに
「痛い」
「もういい」

やっと、終了。
ご機嫌斜めの母。

「僕、また来週きますね」
と、優しい言葉をかけてくださいます。

そのあと、母は
1時半ころまでぐっすり。
お、なんか顔色がいい。
腕も、脚もすこーし動かしやすそう。
やっぱり動かすといんやね。

そのあとは
看護師さんがきてくれて、
薬を飲ませてもらい、
下着を綺麗にこうかんしてもらい、
またひと眠り。

コホンコホンと母。

喉を診ると、
白い粉
多分薬がべったりとついている。

全部
綺麗になったっかどうか
わからないけど
「眠い」
「もういい」

時間はもう10時。

とにかく
電気を消して、

1時にまた
ごほんごほん
スポンジできれいに。

5じくらいに
ごほんごほん
 繰り返し。

2月13日(火)
今日も夕方から
くすりがまとわりついて
昨日と同じように苦しむ母。

2月14日(水)
きのうまでは
ハチミツに薬をとかしてのんでたんだけど
今日はとろみ水でとかして
のんでもらうと

あー
喉のへばりつきはなくなりました。

よかったあ。

でも
すぐ寝る習慣はなかなか消えません。

点滴の量
少しふやしてもらえないかなあ。

聞いてみよう!



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?