非モテレズビアンのはじまり③
みなさん、こんにちは。非モテレズビアンのさつきです。
前回に引き続き、私がレズビアンを自認するまでのお話です。
今回まで全くレズビアンのレも出てきていませんが、お付き合いくださりありがとうございます。
前回・前々回の記事も良かったら読んでください。
アセクシュアル自認時代②
大学2年生の夏ごろ、「私のレズビアン人生②」で出てきたサークルの先輩(男)への感情はもう全く恋愛ではないと結論付けていました。久しぶりに会ってみたら、その人は確かにすごい人なんだけれども、結構適当なことしか言わない人なんだなということが、他の人への接し方でなんとなくわかってきたからでした。
そのため、結構はっきりとアセクシュアル(Aセク)を自認していたように思います。Aセクのシンボルでもある右手の黒い指輪を付けていたのもこの頃だったはずです。
Aセクを自認しながらも、何か拠り所が欲しくて指輪を着けていたし、将来も不安で、結婚しないで生きているひとのエッセイとかたくさん読んでました。
おすすめは、この本。
キム ハナ・ファン ソヌ/清水佐知子訳『女ふたり、暮らしています。』(CCCメディアハウス)
猫4匹と暮らすふたり。お互いのことを尊敬していて、でも時にはケンカもして、相手の苦手なことは自分がやったり、たまに腹が立ったり、理想の暮らしだなって思っています。
誰かと一緒にいることに恋愛とかセックスは必要ではなくて、なのに恋人とか夫婦(しかも男女で2人一組しか認められていない)が特権化されるのはなぜなのでしょう。
大学時代の恋的なもの②
大学2年の秋ごろ、恋的なもの②が発生しました。
相手は同じサークルの同期の女の子でした。笑顔が素敵で、誰にでも優しくて、楽しいことが大好きで、つらい時には気づいてくれて励ましてくれる人。いつも私が何かをもらってばかりで、神様みたいな人でした。
好きだし、かわいいと思うし、幸せでいてほしいと思う一方、付き合いたいとか、どうなりたいとかは全くありませんでした。性的に見ていたわけでもありません。
だから、これが恋なのか、自分はAセクなのか、レズビアンなのか、一気にアイデンティティが揺らぎました。
そのころ、心の拠り所になっていたのが、PIAMYという女性専用のSNSアプリです。Twitterで見かけて登録してみたのですが、性別の確認があり安心して使えるし、利用者のみなさんも穏やかな人が多くて、良い空間です。
なによりも、当時の私にとっては、女の子を好きかもしれないとか、Aセクかもしれないとかいう悩みを聞いてもらえる唯一の場でした。
そのアプリを使うようになってしばらくしたころ、アプリ内でZoomの交流会がありました。そこで「どこで彼女と出会ったのか」という話になったときの答えで多かったのは、アプリ・Twitter、そしてオフ会でした。
私はそこで初めてオフ会なるものを知りました。
交流会は夜だったのですが、そのままオフ会をググり、深夜のテンションで予約してしまいました。
彼女が欲しいとかではなく、とりあえず誰かと話してみたかった。
全然進みませんが、次回やっとレズビアンに一歩近づきます。
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